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もうすぐスーパームーン&ブルームーン!月の仕組みをおさらいしよう。

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月には、人を惹きつける何かがある。

ここ数年、「スーパームーン」や「ブルームーン」というワードがSNSを賑わせている。ブルームーンは、1カ月の間に満月が二度起こること。スーパームーンは、月が地球にもっとも近づくとき、つまり月が普段よりも大きく見えるときをあらわすそうだが、天文学的な用語ではないので、ハッキリした定義はないとのこと。ただ、地球と月の距離から日程を算出している専門家は多く、ちょっとネットで検索をかけると次のスーパームーンがいつかがわかる。

なんでも、今年2017年はスーパームーンがない年だそうで、そんな年も珍しいので「シャイムーンイヤー」などと呼ばれるのだとか……。なんでも名前をつけるなぁと思いつつも、それだけ皆、月に関心があるということだろう。

スーパームーンではないが、今年もっとも地球に近い満月が、ちょうど一週間後の12月4日。
そして、2018年のスーパームーンが、年明け早々の1月2日ということなのだ。さらに、2018年の1月は満月が2度あるので、1月2日の月はブルームーンでもある。なんだか、新年早々縁起がいいね!という感じでワクワクする。どうでもいいが、私の誕生日でもある。

月は出産にも関係する!?

このように、普段よりも大きく見えるだけで世間が大騒ぎする月だが、不思議な力があることは確かだろう。たとえば、満月や新月の日は出産が増えるという説。

365日出産は起こるわけで、そんなの思い込みじゃね?という人もいるだろうが、私自身、長男を新月の日に産んだ。出産した産院で、同じ日に生まれた赤ちゃんは他の日の2倍以上だったらしく、病室とベッドが足りず、数日間大部屋に入らされたのが懐かしい。助産師さんは皆、口をそろえて「満月と新月は本当にお産が多い」と言っていた。
ちなみに、長女は新月の前日、次女は新月の翌日だった。しかも、夫がこっそり調べていたところ、陣痛が始まった時間がいずれの場合も干潮時だったということも付け加えておく。

でも、満月とか新月って、どういう仕組みだっけ?

なんだか月のパワーってすごい!ということはわかったのだが、そもそも満月とか新月ってどうして起こるのか。月と地球って、どのくらい離れているのか。小学生レベルの問題が、いまひとつ理解できていないことに気づく。子どもたちから質問される度、うまく説明できない自分が歯がゆい。

そんなときは、子ども向けの知識本の出番だ。『月のひみつがわかる つきにいったうさぎのおはなし』(服部美法・絵、縣秀彦・監修/学研プラス・刊)は、うさぎの子ども・るなが、月にうさぎが住んでいると思い込み、月のうさぎに会うために月旅行に行くお話。可愛らしいイラストが魅力で、一見すると絵本なのだが、中にはしっかりとした月に知識が散りばめられている。

たとえば、月は太陽の光の当たり方によって、満ちたり欠けたりすること。言葉ではわかっていても、子どもに説明するのはなかなか難しい。そこで、本書にはこんな実験が紹介されている。暗い部屋に明かりをひとつ灯し、少し離れた場所でボールを持つ。そして、ボールを持ったままコマのようにひとまわりすると、ボールの明るい部分の形が変化することがわかる。つまり、明かりが太陽、自分が地球、ボールが月となり、それぞれの位置関係や状況がわかるというのだ。これなら楽しく実験でき、子どもでも理解しやすい。

月に関する雑学あれこれ

そのほかにも、月に関する情報がお話の中にうまく組み込まれている。

・一日がとても長く、昼と夜が15日ずつ続く
・夜はマイナス170度、昼は110度になる
・月に到着するには、歩く速さで11年、自転車の速さで3年、車の速さで6カ月、飛行機の速さで16日、新幹線の速さなら52日かかる
・風が吹かないため、足跡がずっと残る
・日本ではうさぎの餅つきと言われているが、南ヨーロッパでは「カニ」、南アメリカは「ワニ」、中国は「ヒキガエル」、北ヨーロッパは「本を読むおばあさん」など、月の模様は国によって見え方がさまざま

知っているものもあれば、そうだったのか!と大人でも驚く豆知識も多く、とても勉強になる。

今宵は月を見上げてみよう

そういえば、月の土地も販売されていたっけ。注文後1週間ほどで、月の土地権利書・月の地図・月の憲法・土地所有権の宣言書のコピーが郵送されてくるそうだ。金額は2,700円(税抜・送料無料!)と、思ったよりもリーズナブルな価格だ。今回の本で、子どもたちが月に興味を持つようになったら、いつかプレゼントしてみても面白いかもしれない。『月のひみつがわかる つきにいったうさぎのおはなし』では、どんぐり10個で月に行けますキャンペーンがやっていたが、現実世界でもいつかは月旅行が手の届くものになるのだろうか。

ただ見つめているだけでも、不思議な力を感じる月。ちょっと疲れた日は、月を見上げてみてはいかがだろうか。そして、もうすぐ来る今年最大の満月&スーパームーン&ブルームーンをお楽しみに!

(文・水谷 花楓)

月のひみつがわかる つきにいったうさぎのおはなし

絵:服部美法/監修・縣秀彦
出版社:学研プラス
月旅行に行くウサギの話を通して、月のひみつがまるごとわかる絵本です。月の満ち欠けのしくみから、月のできかた、潮の満ち引き、月食、月がどんな場所かなどを、わかりやすく解説しています。読み聞かせなら年長、自分で読むなら小学生から。

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