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お札の肖像になって欲しい人物No.1は、あの人

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あなたは、今のお札の肖像になっている人物を全員言えるだろうか?

え~と、1000円札は野口英世で、最近個人的にあまり縁のない1万円札は福沢諭吉でしょ。5000円札は…誰だっけ、確か女の人だよね。そう、樋口一葉が正解だ。

ちなみに、もはや絶滅寸前になっている2000円札は、裏側に紫式部が描かれている。

 新しいお札の肖像は誰になる?

お札のデザインは20年に一度、新しくなる。
前回、デザインが一斉に変わったのが2004年なので、次は2023~24年頃に変更になると考えられているのだ。

そうなると気になるのが、次は誰が肖像に選ばれるのかということだ。2014年に「マネースクウェア・ジャパン」が行った、「お札の肖像になって欲しい人物ランキング」によると、総合順位は以下のようになっている。

1位:今上天皇陛下(47票)

2位:坂本龍馬(40票)

3位:昭和天皇(28票)

4位:イチロー、聖徳太子(22票)

6位:湯川秀樹(15票)

このアンケートでは今上天皇陛下が一位だが、これまでの経緯を考えて、存命の人物や皇族が紙幣の肖像になる可能性は低い。そう考えると、上位の中では坂本龍馬がもっとも現実味がありそうだ。

龍馬の人気の高さは群を抜いている。このランキングでも、イチローや聖徳太子に2倍近い差をつけた。インターネットで他サイトのランキングを調べてみると、龍馬はどこがアンケートをとっても、1位もしくは上位に食い込む。よって、龍馬がもっとも待望されている人物と言っていいだろう。

龍馬人気、恐るべしである。

 高知県は龍馬でいっぱい

先日、仕事で高知県に行ってきた。高知龍馬空港などの名称を筆頭に、県内の至るところで“龍馬”の名前を見ることができた。

しかし、龍馬がいったいどんなことをした人物なのか、知らない人は結構多いだろう。そんな人におすすめの一冊が『坂本龍馬 新しい日本をつくった幕末の風雲児』(大石学・監修、アサミネ鈴・漫画/ 学研プラス・刊)だ。

龍馬が行った最大の業績は、薩長同盟の橋渡し役になったことだろう。幕末、犬猿の仲だった薩摩と長州が手を結んだことで、一気に倒幕への動きが加速した。創世記の明治政府は、薩摩と長州のメンバーが多くを占めていたことからも、この同盟が歴史的だったことがわかる。

龍馬はフリーメイソンだった?

そんな龍馬だが、意外にも明治維新直後はそれほど人気が高いわけではなく、埋もれていた人物だった。

明治中期~昭和初期にも何度か龍馬ブームが起こっているが、国民的な人気者になったのは、戦後に司馬遼太郎が執筆した歴史小説『竜馬がゆく』のヒットがきっかけだ。現在の龍馬人気は、司馬小説による部分が大きいといわれる。

とはいえ、龍馬が偉大な人物であることは間違いない。それゆえに逸話も数多い。日本で初めて株式会社を作ったとか、日本で初めて新婚旅行に行ったというエピソードは有名だが、あのフリーメイソンのメンバーであったという説もあるのだ。

龍馬は本当に肖像になれるのか?

さて、話をお札の肖像に戻そう。肖像に選ばれる人物は、第一に国民に愛されている人物であるかどうかが大切と言われている。そういう意味では、龍馬は十分に基準を満たしているといえよう。

龍馬の業績については研究者の間では賛否あるが、そんなことを言ったら野口英世だって結構怪しい研究がある。それを言い始めたらキリがない。やはり、知名度があって愛されていることが大切なのだ。

ただ、以前は肖像に伊藤博文や岩倉具視のような政治家が採用されていたが、現在は世界的に文化人がブームになっている。そういう意味では、政治家のカテゴリーに入る龍馬は難しいといえるのかもしれないが、熱烈な国民のラブコールがあれば実現する可能性があり得る。

これは個人的な意見だが、龍馬の顔はなかなか見栄えがするし、紙幣の肖像にぴったりな気がする。5万円札の発行が検討されたときはぜひ、龍馬を推したいものだ。

(文:元城健)

坂本龍馬 新しい日本をつくった幕末の風雲児

著者:大石学(監修)、アサミネ鈴(漫画)
出版社:学研プラス
幕末の風雲児と呼ばれた坂本龍馬の生涯を通して、明治維新へと日本が大きく動いた激動の時代を知ることができる伝記まんが。

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