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「最強の日本人」になるために意識すべき、4つの美点

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最強の日本人の作り方』(瀬戸口仁・著/ブックビヨンド・刊)は、私たち日本人が実り豊かな人生を歩むために何をしたらよいのかについて言及したマニュアルだ。
著者・瀬戸口仁は、スポーツ新聞社に勤務した後、フリーランスとなり、1993年から13年間、家族とともにニューヨークで暮らした経験を持つ。
「日本人は世界最強である」という著者の言葉に耳を傾け、最強の日本人になるためにはどうしたらよいのか考えたい。

最強の日本人を作るには

瀬戸口仁は言う。
「世界で通用する最強の日本人をつくるには、目の前のことにベストを尽くし、真面目に一生懸命に取り組まねばならない」と。
この言葉に、私は励まされる。
日本人としてどころか、すべてに自信がなく、特に、海外にいくと、とりあえずあやまっておこうとする小心者の私にとって、目の前の小さなことから始めればいいという指摘は、心にしみる。

身近なところからはじめて下さい。そして、日本人であることに自信と誇りを持って下さい。すると世界のほうからおいで、おいでと手招きしてくれます。あとは踏み出すだけです。

(『最強の日本人の作り方』より抜粋)

そのために必要なのは、日本人が持つ4つの素晴らしさを認めることだと、彼は説く。

日本人の素晴らしさ、その1:言語能力の高さ

日本人の素晴らしさとして、まずひとつ目は、言語能力の高さが挙げられる。
これはちょっと意外な指摘ではないだろうか?
少なくとも私は、海外に行くと、英語ができないと落ち込んでばかりだし、現地の言葉ができたらいいのに、どうしてこんなに自分は語学が駄目なのだろうと悲しくなる。

しかし、著者は言う。

世界広しといえども漢字、ひらがな、カタカナという3つのキャラクターを子供の頃から操れるのは日本人だけです。そして、その中に尊敬語、謙譲語、丁寧語が入り交じります。

(『最強の日本人の作り方』より抜粋)

日本語を操れることに、私たちはもっと自信を持つべきなのかもしれない。
そうすれば、英語がこわくなくなるはずだ。

その2:わび、さびの心を持っている

2つ目は、わび、さびの心を持っていることが挙げられる。
多くの外国人の友達は「日本人には日本人だけが持っている特有のやさしさがある」と、ほめてくれる。
そう言われる度に、「そうかな?」と、首を傾げてきた私だが、著者は、日本人の素晴らしさとして「わび、さび」の心を挙げている。

「わび、さびの心とは、どういうものでしょうか。シロかクロか、好きか嫌いかではなく、その中間の美しさを表している心と言っていいでしょう。

(『最強の日本人の作り方』より抜粋)

それは確かに日本人の心に特有なものかもしれない。

その3:集中力の高さ

3つ目として挙げられるのは、集中力だ。
私はこれまで、日本人が特に集中力が高いと思ったことがなかった。
しかし、著者は違う考えを示す。

人間の集中力は最大で25分くらいしか持たないと言われていますが、アメリカ人はそんなに持たず、アメリカ人の子供はもっと持ちません。すぐにあきてしまいます。

(『最強の日本人の作り方』より抜粋)

へーーっ、そうなの?と、私は驚かないではいられない。
そう言われてみると、日本の職人などの集中力は見事だ。
アメリカに渡った日本人野球選手が活躍するのも、その集中力の高さゆえだろう。
私たちはもっと、自信を持っていいのかもしれない。

その4:コミュニケーション能力の高さ

そして、4つ目。それは、コミュニケーション力の高さだ。
この指摘も、意外と言えば意外だった。
日本人は恥ずかしがり屋で、コミュニケーションを取るのが苦手だと私は信じていたからだ。
けれども、著者はそれは違うと言い切る。
シャイなのは確かだけれど、他の民族にはない特殊な能力を持っているというのだ。
たとえば、それはこういうことだ。

言葉によって、相手の心をつかむことが、コミュニケーションの極意であり、われわれはそのやり方を知っていて、うまいということなのです

(『最強の日本人の作り方』より抜粋)

最強の日本人になることは、最強の人間になること

一流スポーツ選手には、同じく一流トレーナーがつきっきりで、練習方法や体調管理、食事のアドバイスをする。
同じように、最強の日本人となるためには、一流のトレーナーが必要なのかもしれない。
『最強の日本人の作り方』で示された日本人の4つの美点を認め、マニュアルどおりにことを運べば、私たちは最強の日本人としての人生をつかむことができると信じて、前進したい。
千里の道も一歩から・・・。小さなことから始めよう。
たとえ世界情勢が不穏であっても、心くじけることが起ころうとも、最強の日本人でいるかぎり、きっと生き残ることができると確信しながら・・・。

(文・三浦暁子)

最強の日本人のつくり方

著者:瀬戸口仁
出版社:ブックビヨンド
新聞記者として日本のプロ野球界とメジャーリーグを取材してきた著者が発見した「最強の日本人」のつくり方とは?
自分の人生に悩み始めた方、子育てに自信が持てないお父さん・お母さん、海外での活躍を望む若者と幅広い世代の方へおすすめできる一冊です。

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