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レバーだけが貧血対策ですか?

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先日、ハリの先生に貧血だと指摘された。
貧血になると血の巡りもよくなくなるので、いいことではない。とにかくもう少しお肉、特に鉄分を補給するためにもレバーを食べたほうがいいと言われたのだ。貧血だというと大抵レバーを進められるが、あれには独特な匂いがある。貧血対策はレバーしかないのだろうか?

鉄のサプリメント

面倒くさがりやの私は、まずはサプリで補おうとした。
しかし私は鉄サプリは苦手で、今まで何度も挫折している。錆びたようなあの苦味は、決して美味しくはない。ゴクリと飲めばいいと言われるのだけれど、薬を丸飲みするのが得意じゃないので口内で噛んで小さくしてしまう。ちなみに食べ物を飲み込みづらいのも、貧血の症状のひとつなのだそうだ。

すると私のためにあるかのような、甘みのついたタブレットタイプの鉄分を見つけた。噛んで食べるもので美味しい。ラムネ菓子のようで、これは袋を使い切ることができた。鉄の味がほぼわからないのもありがたい。しかしお金もかかるし、サプリで100%補うよりは、多少なりとも食事でも鉄分を得たい、という気持ちもある。

レバーに鉄がある理由

『貧血の人のための食事』(鈴木謙・著/学研プラス・刊)は、貧血改善に特化したレシピ本だ。
なのでレバーの唐揚げ、レバーのサワークリーム煮などのレバー料理も色々載っている。それにしてもどうしてレバーなのだろう。私はあの血なまぐささがとても苦手なのだ。かろうじて食べられるものはレバニラ炒めだけれど、それを毎日食べるわけにもいかない。レバーを苦手にする人は少なくないはずだ。

しかし、この本によると、鉄分を含む食材の数値も載っていた。やはりレバーはダントツに多い。特に豚レバーは図抜けて多い。80グラム食べれば1日に女性が必要とする鉄分を補給できてしまうのだ。牛もも肉だとその6倍は食べなくてはならない。どんなに苦手でもこの数値を見ると黙るしかないほどの威力があった。

レバー以外の意外な食品

とはいえ、どうしてもレバーだけというわけでもなかった。
魚だと一番多いかつおのなまりぶしだと、豚レバーの半分ほどの鉄分がある。
それに植物性のものもある。小松菜やほうれん草や大豆などには牛もも肉と約半量程度の鉄分が含まれている。ひじきだとその3倍ほどはある。

しかし肉類の鉄分(ヘム鉄)より植物性の鉄分(非ヘム鉄)は、体内への吸収が2〜3分の1以下になってしまうそうだ。だからレバーが結局は一番手っ取り早いのだ。ビタミンCを一緒に摂取するともう少し吸収率が上がるそうだけれど、レバーには到底叶いそうもない。

日頃からの心がけ

私はしばしば「あ〜今日は貧血気味だから肉を食べよう!」などと肉を求めがちだけれど、本書は日頃からの心がけが大事だと説く。例えば料理にゴマをまぶしたり、大豆をプラスしたり、汁物に緑の葉を足すなど、ほんの少し足すだけで、鉄分は増える。足りないと感じた時に一気に体に入れるよりは、日々切らさないように気をつけておくことが大切なのだ。

そんなわけで、私は最近は冷凍ほうれん草を料理にちょこちょこ足したり、サラダに白ゴマを混ぜたり、煮物に大豆を入れたりと、少しずつ鉄を足している。レバーはやっぱり苦手だけれど、焼き鳥でなら食べられるようになったので、焼き鳥屋さんでは必ずレバーを食べるようになったし、定食屋ではできるだけレバニラを選んでいる。これを続ければ、私の顔色も多少は青白くなくなるのではないだろうか。

(文・内藤みか)

最新版 貧血の人の基本の食事

監修:鈴木謙
出版社:学研プラス
貧血と診断されたら、まずは食事改善が効果的。毎日の、かんたんでおいしい、貧血が改善する安心レシピ130と調理のコツ68を掲載。貧血の人が気になる鉄分、カロリー、塩分量を全レシピに掲載しているから面倒な栄養計算は不要です。

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