ハウツーが満載のコラム
文字サイズを変更する

「怒り」で疲れないための3つの考え方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

すぐに怒る人。いつも怒っている人。そういう人たちとはなるべく距離を置きたいです。「金持ちケンカせず」という格言もあります。怒りは、損得勘定では「マイナス」なのです。

怒らない人は、うまくいく。』(中谷彰宏・著/学研プラス・刊)という本があります。怒らないための61の方法と、怒らないことによる効用を説いています。

変えられないものを、変えようとしない

怒りの感情は、「何をやってもダメ」という無力感からも出ます。
(中略)
変えられないものにトライすると、無力感になります。
変えられないところを変えようとすると、結果的に怒りになります。

(『怒らない人は、うまくいく。』から引用)

最近、とてもイライラしています。
朝4時から深夜0時まで、毎日お隣が騒々しく心の休まる時間がありません。

不動産管理会社に注意してもらい、さらに面と向かって抗議したものの、いまいち効果がありませんでした。うるさい隣人を黙らせたり、アパートから立ち退いてもらうことは、なかなか難しいようです。まさに、無力感による「怒り」を感じていました。

工夫することで、怒りはおさまる

まわりの人を変えるのではなく、自分自身を変えようとすることです。
「あの人はなんで」ではなく、「自分はどうしたら」と考えるのです。

(『怒らない人は、うまくいく。』から引用)

たしかに、現状に不満があるならば、うるさい隣人の立ち退きを願うのではなく、新しい生活を実現するために労力を費やすべきです。引っ越すのが面倒だからといって転居先を探そうともせず、壁ごしの隣人に向かって「怒り」の念を送っているのは、我ながら「マヌケ」だと気づきました。

そもそも、他人が発する声や生活音をコントロールしようというのは身勝手な考えかたです。「怒り」を隣人だけのせいにするのをやめたところ、心が軽くなって、すこしだけ怒りがおさまりました。

優越感でも、怒りはおさまる

怒る気持ちが湧くのは、相手と同等か、下にいるからです。
上から下には共感は湧きますが、怒りの感情は起こりません。

(『怒らない人は、うまくいく。』から引用)

わたしは、怒らないための工夫(くふう)を始めました。うるさい隣人のことを「あえて泳がせる」ことにしたのです。
壁越しには、いまでも大きな声が聴こえてきます。つまり、なにもかも筒抜けです。「敵を知れば百戦危うからず」といいます。うるさい隣人にまつわるデータが蓄積されていくほど、わたしの心には余裕が生まれました。

たとえば、うるさい隣人は「表札」を掲げていませんが、わたしは相手のフルネーム(読み、漢字表記)を知っています。なぜなら、壁から離れているにもかかわらず、恥も外聞もない大きな声で《宅配サービス》を利用しているのが聞こえるからです。電話注文するときには「氏名」や「電話番号」が必須らしく、その隣人はいつも呪文のように唱えています。

隣人の騒音に対して「耳をふさぐ」のではなく、あえて受け入れることによって、わたしは精神的な優位性を手に入れることができました。逆転勝利です。

怒りと正しく向き合うために

これまでに紹介した『怒らない人は、うまくいく。』という本には、自分の怒りだけでなく「他人の怒り」を理解するためのテクニックもあります。

「仕事ができない人ほど、怒る」
「怒る人は、怒っている自分に怒る」
「怒っている人は、人間関係を遮断し、さらに怒る」
「怒りをコントロールできない人は、恋愛が続かない」
……など、全61項目を収録。解説付き。

この本で紹介されている「怒ることは、悪くない。怒り続けることが、よくないだけだ」というフレーズも気になりました。怒りと正しく向き合って、良い人生を送りたいと思います。

(文:忌川タツヤ)

怒らない人は、うまくいく。

著者:中谷彰宏
出版社:学研プラス
怒りをコントロールし、品格を高める61の方法を紹介。【この本は、3人のために書きました。】(1)自分の怒りを、抑えられない人。(2)相手の怒りに、どうしていいかわからない人。(3)怒りをぶつけてしまった人へのフォローの仕方が、わからない人。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事