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安心・安全・新鮮といいコトだらけ! 野菜作りのススメ

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ひょんなことがきっかけで、4月からレンタル畑にて野菜作りを始めた。
この夏は、ミニトマトときゅうりが大豊作! 特にミニトマトは、大好きな品種アイコの苗を植えたので、甘くておいしいアイコがたくさん実った。

始めるまでは、土いじりとか好きじゃないし、虫も苦手だし、面倒だしなぁ……と乗り気ではなかったのだが、はじめて半年弱、野菜作りのメリットを多々感じている。

食に気をつけている人こそ、自分の手で野菜を作るべし

かつてはジャンクな物ばかり口にしていたが、出産以来、食べるものに気を遣うようになった。まず積極的に摂りたいのは、旬のもの。
旬の野菜は栄養価が高いし、何より味が良い。いまや、一年中スーパーに野菜が並んでいる時代なので、旬の認識が低くなってきたように思う。その点、自分で野菜を育てていると、どの時期に苗を植えたり種を撒いて、どんなふうに育っていき、いつ頃収穫できるのかを知ることができる。土の中にできるのか、葉っぱの先にできるのか。向きは? 色は? 収穫の方法は? 畑仕事は、子どもたちにとっても良い学びの機会となっている。

続いて、農薬の件。
本当は農薬が少ないものを選びたいが、なかなか普通のスーパーではそれが叶わない。けれど、自分の畑で作る場合、可能な限り農薬を使わずに育てられる。わが家が契約しているレンタル畑は畑全体が農薬禁止なので、周囲からの農薬飛散も防げるというメリットがある。

何よりも、採れたてが食べられるという贅沢。
採れたての野菜はおいしい。
野菜があまり好きではない子どもたちも、家で採れたトマトは食べている。ありがたい。
一方で、かぼちゃなどは収穫してからしばらく寝かせておくといいことも、今回初めて知った。数週間置いてから食べたかぼちゃ(品種:坊っちゃん)は格別だった。

そのほか、食材の産地には気をつけているが、自分の手で作る野菜は産地を気にする必要がないのも、おすすめしたい点だ。

やっぱり手間はかかる。そして、作りすぎると困ります。

と、ここまでいいコトばかりを書いてきたが、やはりデメリットというか、大変なコトもあるので、こちらも包み隠さずお伝えする。

なにぶん初めてなため、どの野菜をどれくらい植えたらいいのかわからず、とりあえず食べたい野菜をどん!と植えてみたのだが……。正直、トマトは多すぎた。
tomato

4つの苗を植えて育てたのだが、どんどん採れる。二度の収穫で、この量。おそらく、一年分のリコピンを摂取したのではないか。
アイコは最高に美味しいし、ある程度日持ちもするのでなんとか食べ切れたが、もう少し少なめでもよかった。きゅうりも非常によく採れたので、一時は毎日食卓がきゅうりのオンパレードだった。ちなみに、トマトに虫を寄せ付けないようにと、間にバジルを計3つ植えたのだが、こちらもぐんぐん育ってくれたので、まったく消費が追いつかない。そもそも、バジルを大量消費する料理を知らないのが大きな問題か。1つの苗からどのくらいの量が何回くらい採れるのか、事前にリサーチしてから苗を購入すべきだ。

また、無農薬で育てているからこそ、病気や害虫には気をつけなくてはいけない。ネットをかぶせたり、こまめに観察して対策を練らなくてはいけないのは、ちょっと手間だろう。もちろん、収穫した野菜には、高い割合で虫がくっついている。シンクで洗いながら「きゃ!」とおののきつつ、苦手な虫と格闘するというデメリットもお伝えしておきたい。

気軽にできるベランダ野菜からはじめてみよう!

わが家が借りている畑には専任のアドバイザーがいるので、いろいろとノウハウを教えてもらえるが、その分レンタル代もかかる。もっと手軽に野菜作りを始めたい人には、「ベランダ野菜」がおすすめだ。プランターやネット、土などは、100円ショップにもいろいろ販売されているし、ホームセンターに行けば専用のコーナーが充実しているので、アイテムを揃えるには困らない。何より、すぐに水やりができ、様子が観察できる。今夜の食材に……と、ベランダから野菜を採ってすぐ料理に使えるのも便利だ。

肝心の育て方は、初心者向けの本で学べばOK! たとえば『いつでもとれたて! はじめてのベランダ野菜』(末永和也・監修/学研プラス・刊)には、ベランダで野菜作りを始めるにあたって、準備する物や心構え、いつ頃何を植えたらいいかがわかる年間スケジュールなどが、わかりやすく解説されている。

一部をご紹介すると、一戸建ての場合は「直射日光が3時間以上当たり、風通しが良い場所」を探す、マンションのベランダの場合は広いスペースがないため、「鉢を台の上に置いて、日に当たりやすくする」「夏場は特に床のコンクリートが高温になるため、人工芝やスノコを下に敷く」「高層階の場合は強風に注意、支柱やネットで固定を」など、具体的な方法と解決策が書かれているので、知識ゼロからスタートしても安心だ。

さて、わが家は夏野菜の収穫が終わり、そろそろ秋冬の準備をしなくては。大根、ほうれん草、ブロッコリーあたりが採れたらいいなぁと目論見中。もうすぐ収穫を迎えるサツマイモも、おそらくかなりの量だと思うので、サツマイモレシピを研究しておかなくては。ちなみに、日々の仕事が忙しい夫は何かとストレスが溜まりがちだが、野菜作りを始めてから、仕事帰りに畑に寄って水やりをしたり、手をかけて育てていくことが楽しいようだ。良い気分転換になっている様子。そんなストレス発散の意味でも、野菜作りはおすすめかもしれない。

(文・水谷 花楓)

いつでもとれたて! はじめてのベランダ野菜

著者:末永和也
出版社:学研プラス
せまく限られた場所でも、品種の組み合わせで楽しさ倍増。作ってみたかった野菜、ハーブから果物まで。ベランダでも失敗なし!

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