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三脚担いで夜景撮影に行こう

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写真撮影のジャンルのひとつに「夜景」がある。いわゆる夜の撮影だ。

僕は、仕事でカメラの新製品レビューなどをすることがあるが、そのときに作例として夜景を撮影することもある。

夜景撮影の基本その1 三脚を使う

夜景撮影の基本は「三脚」を使うことだ。
夜の撮影は、暗い。手持ちで撮影をするとブレ写真になってしまうことが多い。現在のデジタルカメラは高感度撮影に強くなっているので、ISO感度を3200や6400に設定すれば、手持ちでも撮影は可能だ。

しかし、それでは「写る」レベル。きれいな夜景を撮影するのは難しい。

夜景ライフ』(中村勇太・著/学研プラス・刊)は、夜景写真家であり夜景情報サイト「夜景FAN」を運営する著者が撮り下ろした夜景写真集だ。

そこに「一眼レフカメラの設定」というページがある。そこに記されている注意点は以下の通りだ。

①夜景を撮影する場合は、露光時間が長くなるのでブレが発生しやすい。三脚等でカメラを固定しておこう。

(『夜景ライフ』より引用)

露光時間とは、シャッタースピードのこと。夜景では5秒、10秒といったシャッタースピードで撮影することが多い。その時間を手持ちで固定してブレないというのは不可能に近い。そこで三脚の登場だ。

三脚に固定し、絞り(F値)はF8〜11くらいに設定。シャッタースピードは夜景の明るさに合わせて適宜変更する。明るく写したければ長くする。これが夜景撮影の基本その1だ。

夜景撮影の基本その2 セルフタイマーを活用する

もうひとつ、ブレを防止するために気をつけたいのが「シャッター」だ。
シャッターを押す瞬間、カメラが微妙に動いてしまうことがある。それがブレ写真につながるのだ。

そこで、シャッターを直接押さずにシャッターを切る。リモコンを使うというのが王道だが、カメラの便利な機能を使ってブレを抑えることもできる。それが、「セルフタイマー」だ。

⑥シャッターボタンを押す際、カメラをブラしてしまう恐れがあるので「セルフタイマー2秒」を活用して、ブレを防ごう。

(『夜景ライフ』より引用)

このほかにもいろいろポイントはあるのだが、最低限、上の2つは絶対守ったほうがいいだろう。

夜景撮影は撮影スポットも重要

あともうひとつ、夜景撮影の重要なポイントが「場所選び」だ。
『夜景ライフ』には東京と神奈川の夜景写真が45点掲載されている。また、「夜景FAN」には日本全国の夜景スポットの写真がある。これらを参考にすれば夜景スポットが見つかるだろう。

そして、僕が夜景撮影で気がついたことがある。それは「都会で撮ろう」ということだ。

以前、秩父で作例撮影をしていて、夜景も撮影しようとちょっとした山のほうへ移動して撮影したのだが、見下ろす風景に光が少なすぎて、とても地味な写真になってしまった。もちろん、ボツ。

夜景は、光が多いほうが映える。光が少ないと、「これぞ夜景!」のような写真にはならないのだ。

もちろん、光の少ないところでもかっこいい夜景写真は撮れるのかもしれない。しかし、僕の経験値ではまだそこまでは難しいようだ。

三脚担いで夜景撮影へ行こう

『夜景ライフ』に掲載されている写真を見ていると、とても美しく、自分も夜景撮影してみたいという気分になる。

以前、夜の浅草の撮影にハマっていた時期がある。夜な夜な夜の浅草に三脚とカメラを担いで撮影していた。

最近はあまり夜景の撮影をしていなかったのだが、本書を読んだらまた夜景を撮影したくなった。そろそろ夜も涼しくなってきた。また夜景撮影に出かけてみようかと思う。

(文:三浦一紀)

夜景ライフ

著者:中村勇太
出版社:学研プラス
日本全国1300カ所以上を巡り、夜景情報サイト「夜景FAN」を運営する著者が撮り下ろした夜景写真集。夜桜が彩る千鳥ヶ淵、月夜のみなとみらいなど東京・神奈川の夜景に加え、これから夜景撮影を始める人にも役立つ「夜景撮影のポイント」も収録!

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