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災害大国日本で、君は生き抜く自信があるか!?

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地震、津波、台風、土砂災害、火山。
日本は世界でも有数の災害大国といわれている。
ここ数年はゲリラ豪雨の被害が後を絶たないし、関東ではつい先日ヒョウが降ったという、異常気象も起こっている。
いつ何時、自分が住んでいる地域に災害が起こるともわからない。はたして、いざというときの備えをしている人はどのくらいいるだろうか?

ソフトブレーン・フィールド株式会社の調査によると、災害対策グッズを備蓄・保管していると回答した人は68.7%。決して高い数字ではない。
ちなみに、備蓄・保管している物を聞いたところ、71.2%が懐中電灯、68.4%が非常用飲料、55.1%が非常食を準備しており、毛布や防寒対策アイテムまで用意している人は22.3%にとどまった。

「自分だけは助かる」という根拠のない自信が一番恐ろしい

なぜだろう。
これだけ全国各地で災害が起こっていて、甚大な被害が報じられているにもかかわらず、なんとなく「自分は大丈夫」と思っている人の多いこと。
「自分だけは生き延びられる」という、根拠のない自信に満ちあふれている人が多いのだ。

たとえば、今この瞬間に大地震が起こったとする。
自分は家におり、子どもたちは小学校と保育所、夫は職場。家族みんなバラバラだ。そんなとき、どうやって連絡を取り合う? 避難場所はどこ? ハザードマップは確認したことある?
自宅付近の避難所は頭に入っているとしても、たまたま外出しているときに地震が起こったら? 常に、建物内の避難経路や近くの避難場所は確認しているだろうか?

国際救命救急災害レスキューナースとして活動されている辻直美さんは、こう断言する。いつ災害に遭うかわからない。どんなときでも、迷っている暇はない。今いる場所から逃げる? とどまる? 3秒でジャッジして行動しなければ助からないと。救助を待っているだけの人は、助からない。正しい知識を持ち、瞬時に判断し、自らの力で生き抜こうと行動した人が、助かるのだ。

 子どもと一緒にサバイバル術を学ぼう

いつかやろう、今度やろう…と先延ばしにしていては、取り返しの付かないことになるかもしれない。何を隠そう、私自身が「たぶん自分は被災しないし、被災しても助かる」という、まさに根拠のない自信を持っている。
これではいけない。
家族全員で生き抜くために、まずは子どもと一緒にサバイバル術を学ぼう。

そこで手にとったのは、『学研まんが入門シリーズ もしものときのサバイバル術』(かざまりんぺい・監修、峯村真・漫画/学研プラス・刊)。サバイバルゲームに選ばれた主人公・雄斗をはじめとする小学生4人が、謎のMr.サバイバルと名乗る人物の指令を受けながら、サバイバル術を身に付けていくというストーリー。子どもでも親しみやすい漫画仕立てで、楽しみながらサバイバルの知識と技術を学ぶことができる。その中から、いくつかをご紹介しよう。

川で水遊びをしているときに気をつけること

これからの季節、川へ遊びに行く機会も多いが、水難事故はもちろん、土砂災害や鉄砲水などにも十分注意が必要である。
自然災害が起こる前には、その前触れとなるサイン(音やにおいなど)がある場合が。
たとえば、雨が降っていないのに急に川の水が濁りだした、川の水の量が少なくなった、木のにおいが急に強くなった場合は、岩などによってせき止められた水が一気に流れ出す「鉄砲水」のサインかもしれない。もしもこれらの兆候が見られたら、すぐにその場から逃げ出し、高い場所に避難すること。

もしも、誰かが水の中で溺れたとき、助けようと慌てて飛び込んでは自らも巻き込まれてしまう危険性が。そんなときに役に立つのが、空のペットボトル。1本でも大人が安定して浮くことができるが、3本をロープなどで束ねれば救助道具として使えるアイテムになる。

ペットボトルが見当たらないときは、履いている長ズボンを脱ぎ、両足の裾を一緒に縛る。ファスナーとボタンを留め、ズボンの中に空気を入れウエスト部分をしっかり握れば、浮具になるのだとか。いざというときのために、覚えておくと助かるテクニックだ。

ゲリラ豪雨の前触れや対策は?

夏場に多いゲリラ豪雨にも、前触れがある。空気の感じが変わり、ひんやりとした冷たい風が吹き出す、それまでになかった真っ黒な雲が近づいてくる、辺りが急に暗くなったら、要注意だ。
まずは安全な場所に逃げ込むことが第一だが、屋内でも対策できることがある。下水にたくさんの雨水が流れ込んでくると、下水管から逆流してあふれだすことがある。そんなときは、ビニール袋に水を入れて固く縛り、排水口の上に置いておくと、重い蓋となって逆流を防いでくれる。

緊急時でも冷静に行動できるよう、常にシミュレーションを

このほかにも『もしものときのサバイバル術』には、水道がない場所での水の集め方、火の付け方から、食料の見つけ方、空模様や雲の様子からの天気の見方など、知っておくと役立つ知識がいっぱいだ。
また、近くの避難所を案内してくれるアプリなども続々開発されている。
まずは知ること。そして、常にシミュレーションすること。いざというときでも冷静に動けるように、普段から情報を集め、用意周到にしておくことが大切である。

明日やろうは馬鹿野郎。もしものときに生き抜くため、ぜひ今日からできる防災対策を始めてみてはいかがだろうか。

(文・水谷 花楓)

もしものときのサバイバル術

著者:かざまりんぺい(監修)、峯村真(漫画)
出版社:学研プラス
イザというとき役に立つサバイバル術をオールカラーのまんがとイラスト解説で紹介。火の起こし方や水の確保など、生存に必須の技術を詳細に解説。野外での遭難から、都市型災害への対応まで、様々な危機的状況に対応する力が身に付く実践型入門まんが。

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