ハウツーが満載のコラム
文字サイズを変更する

バレリーナのつま先立ちは、めちゃくちゃ痛い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

最近、宝塚歌劇にはまっていることもあって、よく公演を見に行きます。

タカラジェンヌのダンスにはいつも見入ってしまいますが、小さい頃からバレエを習っていたという経歴の方がとても多いようです。

将来、わが子をタカラジェンヌにしたい! というお母様は、子どもにバレエを習わせることは必須と言ってもいいでしょう。

可憐だけど、すごく大変

バレリーナが踊る姿はとても可憐です。けれども、優雅な雰囲気の一方で、物凄く体力を使います。全身で表現するのはもちろんですが、つま先を立てて踊るため、すごく足に負担がかかるそうです。

つま先で立てるのは、つま先の先端が平たくなっているトゥシューズという特殊な靴のおかげです。

トゥシューズが広まるきっかけになったのは、19世紀初頭、パリのオペラ座で上映された「ラ・シルフィード」という作品のようです。履いて踊ったバレリーナの立ち姿がまさに妖精のように見え、拍手喝采だったといい、その後、広く使われるようになったのです。

 誰でもトゥシューズを扱えるの?

では、私のように運動神経がまったくない人でも、トゥシューズを履いたらすぐに立てるのでしょうか? 答えはもちろん無理です。

トゥシューズが履けるようになるまでには訓練が必要で、初心者が無理に立とうとすると捻挫することも多いようです。下腿に筋肉がつかなければ、体を支えることが難しいようで、何度も練習してようやく立てるようになるみたいです。

その頃には、足がバレエに適した形に変化しているのだとか。やはり、しっかりとしたバレエスクールで練習することが必要なのですね。

 強い意志を持って踊るから美しい

バレエが気になったときに手にした一冊が、『アヒルのバレエ』(胡原おみ・著/実業之日本社・刊)です。実際に3歳からバレエを習い、現在も続けているという著者が描いています。所々に詳しい解説もあって、とても勉強になります。

本著の中では、こんな解説があります。

トゥシューズってさ、めちゃくちゃ痛いんですよ。痛くて、不安定で、だけど、最後まで踊りたい、その気持ちは痛みより強い。

『アヒルのバレエ』より引用

実際、経験者に話を聞くと、本当に痛いそうです。靴は性質上、分厚くすることはできませんから、どんなベテランでも演技中には痛みを感じるようです。

それでもバレリーナが美しい演技を見せることができるのは、日々の練習もさることながら、踊ることに対する強い意志が表れているためなのです。

バレリーナはやることが多い

プロのバレリーナにとって大変なことは、体調管理です。風邪を引かないようにするのは言うまでもありませんし、体重が増えないように食事なども気をつけなければいけません。

いずれも、公演を無事に成功させるためには欠かせないことです。

華やかな舞台の裏で、ものすごい努力をしているのは言うまでもないでしょう。

(文:元城健)

アヒルのバレエ

著者:胡原おみ
出版社:実業之日本社
3歳からバレエを習い、現在も続けている著者だから描けるリアリティ。一見ゆるそうで、実は本格的なバレエ漫画(ちょっと百合)! OLの果穂(かほ)と漫画家の優(ゆう)。ふたりはひとつ屋根の下に暮らす同性カップル。ある日、果穂が無料体験のバレエストレッチに優を誘った。運動不足解消が目的だが、優が以前バレエを習っていたことを知る果穂は、優と同じことを一緒にやってみたいという思いがあった。はじめて行ったバレエスクール。初心者の果穂は体を動かすことの気持ちよさを感じ、経験者の優も久しぶりに踊ることを楽しんでいた。これをきっかけに、ふたりは大人向け初心者クラスに通うことに。初心者の大人ばかりの個性的な生徒仲間と厳しい佐久間先生のもとで、ふたりは少しずつ踊ることの楽しみと人と人の繋がりの温かさを感じるようになっていった。そんなある日、先生から告げられたのは、発表会で「くるみ割り人形」を演じること!? 彼女たちは無事に発表会の舞台を演じ切ることができるのかーー!? 笑いと感動、そしてちょっぴりの百合。読めば心も体も踊りだす秀作! 美しい発表会のシーンは注目です!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事