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削って快感!天才画家気分が味わえるスクラッチアート

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少し前、大人の塗り絵が流行った。
「塗り絵」というと子どものための遊びというのがこれまでの通念であったが、なんでも無心で細かく色を塗る作業は究極の癒しであり、指先を使うことで脳トレやアンチエイジングにも効果があるのだとか。
そんなわけで、大人用の塗り絵BOOKが続出し、女性を中心に「塗り絵アート」に没頭する人が増えたのだという。
実際、私の周りにも妊娠中に塗り絵アートを楽しんでいた友人や、忙しい仕事の合間に塗り絵をして心のスイッチを切り替えていたという先輩がいる。

しかしながら。私自身はなんとなく手が出なかった。
なぜならば、色彩センスにいまひとつ自信がないからだ。小学校の図工の時間でも、下書きまではうまく書けるのに、いざ絵の具で色を塗ると「あれ?」という仕上がりになったことは一度や二度ではない。やり始めればハマるかもしれないし、100色色鉛筆なんてものがあればテンションが上がるだろうが、そこまで投資もできなかった。絵心がない者にとっては、少し遠巻きからこの「大人の塗り絵ブーム」を眺めていた。

誰がやっても美しく仕上がるスクラッチアートって?

そんな中、次なるブームの足音が。
今度は「削るお絵描き・スクラッチアート」。やはり、何事も食わず嫌いはよくない。
物は試しと、『大人のためのヒーリングスクラッチアート  癒しの森の動物たち~けずって描く心の楽園~』(ヨシヤス・絵/学研プラス・刊)にチャレンジしてみることにした。

「スクラッチアート」とは、海外で大人気の新しいお絵描き。やり方はいたって簡単だ。
下絵が描かれた黒いスクラッチシートを、付属の専用ペンで削っていく。これだけ。
すると、削ったところからキラキラ光るホログラムや、美しい色の線が出てくる。
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つまり、線に沿って削りさえすれば、誰でも色彩豊かなキレイな絵が描けるというわけだ。これなら、自分で色を選ぶ必要がないから、イマイチな仕上がりになることも避けられる。

スクラッチの快感がやみつきに!

スクラッチアートの魅力は、誰でも絶対に美しい絵が描けるという点はもちろん、スクラッチという行為そのものにもある。
好きな部分を削って当たりが出たら商品がもらえる「スクラッチカード」をご存じの方は多いだろう。雑誌の付録にもよくついていた、あれである。あの、コインで銀色のスクラッチを削る瞬間、なんともいえない快感が味わえる。セロテープで貼って剥がすものもあったが、私は絶対に削るスクラッチ派だ。

このスクラッチアートは、懐かしのあの快感が味わえる。たまに削りすぎてちょっと焦ったり。削りカスが手について黒くなったりするのさえ、懐かしい。特に、長い線を一気にズズズッと削るときがたまらない。

ちなみに、たとえ削りすぎてもご安心を。下絵通りに削るのは第一段階の楽しみ方。そのままでも美しいが、第二段階は、線以外の好きな場所をさらに削っていく。線だけの部分あり、平面的に全部削ってしまう部分あり、こうしてよりカラフルな、オリジナリティ溢れるスクラッチアートが完成する。

子どももハマる!集中力も高まる!

このスクラッチアート、大人だけでなく子どもも夢中になってしまう。
一心不乱に線の通り削っている私に対して、6歳の息子はどんどん平面を削っていく。子どもの発想は面白い。ここも削る?という部分まで、躊躇なく削っていく。すると、思いもよらない色があらわれたり、同じ下絵からでも、まったく違った雰囲気の絵が完成するのだ。

黒い部分に字を書くように削る遊びも発見した。家族みんなの名前を削ったり、サインっぽく右下にイニシャルを入れてみたり。ただ削るだけと侮ることなかれ、遊び方は無限大である。

どうやら、「アナと雪の女王」や動物の絵が描かれている子ども向けのシリーズもあるようだ。
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お絵描きだとまだまだ上手くかけない4歳の娘でも、一丁前のイラストが描けるのがうれしい様子。さっそく、娘にねだられている。
手先の運動にもなるし、実家の母や祖母にプレゼントしてみるのもいいかもしれない。快感と癒やしと満足感が得られるスクラッチアート、新たなヒーリングアイテムとしておすすめである。

(文・水谷 花楓)

大人のためのヒーリングスクラッチアート 『癒しの森の動物たち~けずって描く心の楽園~』

著者・ヨシヤス
出版社:学研プラス
世界中で大人気のスクラッチアート。なぞって削るだけでキラキラの銀色や虹色の美しい絵をだれでも描くことができます。無心で削って描くかわいい模様の草花と、ネコや鳥などの動物の絵に心がやすらぎ、癒されます。自由に描けるフリーのスクラッチシート付。

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