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温なオンナは美しい

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女性特有の悩みの代表的なものに、便秘がある。
私自身、かれこれ学生時代から、頑固なお腹と付き合ってきている。母もかなりの便秘症なので、ある意味遺伝的なものもあるのかもしれない。
ただ、私の場合はちょっと変わっていて、一週間お通じがなくてもさほど苦しくないし、体重もそこまで増えない。よく、お腹がパンパンに張って辛いとか、便秘が解消されると体重が1~2kg減った!なんて話を聞くのだけれど、概して当てはまらない。しかも、久々のお通じがきても、「これって一週間溜めた量!?」と疑いたくなるくらいの結果。いったい、私が食べたものってどこに行っちゃってるのだろう。一度専門家に診てもらいたいものだ。

そんな私の便秘事情はさておき。一般的に、便秘の大きな原因のひとつとして「冷え」が挙げられるそうな。いや、便秘だけではない。肩こり、頭痛、生理痛、不眠…これらすべてに「冷え」が影響しているのだとしたら、これって大問題! 高価な化粧品やサプリメントに頼るよりも、まずは体を温めることから始めなくては。女性にとっては、切実な問題だ。

「健康のためには1日2リットルの水」は間違いだった?

一日2リットルの水を飲む。いつの頃からかポピュラーな健康法になった。きっかけはおそらく、スーパーモデルたちが美の秘訣として紹介していたからではなかっただろうか? しかしながらこの「1日2リットルの水」が、実は体の不調の原因になっているのだという説が出てきた。石原新菜氏の著書『きれいな人は温めている』では、水の取り過ぎが原因で起こる「水毒」こそが、健康の妨げとなっていると警鐘を鳴らす。

水毒とは、体の中に余分な水が溜まっている状態です。本来なら、人の生命維持に欠かせない水も、とりすぎると「毒」になってしまうのです。(中略)
もちろん、新陳代謝をよくして対内の老廃物を出すためには、水が必要です。しかし漢方的に言えば、1日2ℓも飲む必要はありません。
(『きれいな人は温めている』より引用)

つまり、モデルたちは水をよく飲むが、その分、エクササイズやヨガ、半身浴などでしっかりと汗を流し、水分を排出している。だからこその「1日2リットルの水」なのであり、さほど運動していない、デスクワーク中心の人が同じように2リットルの水を摂取してしまうと、よけいな水分が排出されず体内に溜まり、その水が体の中の熱を奪い、体の冷えを引き起こす、と石原氏は述べている。

私たち女性は、モデルや女優たちの美のアドバイスを度々参考にする。でも、気をつけなくては。「特別なことは何もしてないんですよぉ~。強いて言うなら、水をたくさん飲んでます。1日2リットルは必須ですね!おかげで便秘も解消されたし、調子いいんです!」という、「何もしていない」という部分だけを都合よく信じ、手軽に取り入れられる「1日2リットルの水」のみを真似てもダメなのである!

ああ、そういえば私も若い頃は、オシャレには我慢が必要!なんて薄着をしたり、モデルたちのマネをして硬水をがぶがぶ飲んだりしてたっけ。でも結果便秘はまったく改善されず、なんだか水っぽいタポタポした体型だったような。典型的な「冷えた女」だったのだなぁ…。

体の声に耳を傾けることが、美への近道

石原氏は、このほかにも「起き抜けに飲む1杯の水」、「健康のために朝食はしっかりとる」、「塩分は控えたほうがよい」といった、一般的に信じられている常識に対しても、少し注意が必要だと述べる。要は、自分の体に必要でないものを摂っても、健康にはならない。本当に体が欲しているもの、体の声に耳を傾けることができれば、それが美への一番の近道なのだな。もちろん、いつでもどこでも「ケーキ食べたい!思いっきり食べちゃおう!」ではいけないけれど。

女性は特に、あったか~い女になろう

確かに、昔から「冷えは女性の大敵」とか「冷えは万病のもと」なんていわれてきたし、最近では低体温の人が増えていると問題にもなっている。そういえば、この頃お店で「冷えすぎてません。常温です。」と書かれた飲料水(主に水)が置かれているのを見かける。体の冷えを意識している人が増えた証拠であろうか。

ちなみに本書では、体を温める生活を意識しただけで体重が9kg減った、体のだるさがなくなった、便秘が改善された、うつ状態が解消されたという体験談も紹介されていて、非常に興味深い。長年不妊に悩まされていたが、子宝に恵まれたという人も!女性は特に、子宮系のトラブルに、体を温めることは最適なのだ。

これから暖かくなってきて、冷たい飲み物が恋しい季節になるが、体の不調が気になる人は、石原氏に倣ってぜひ「温生活」を意識してみてほしい。水分を摂りすぎない、湯船に浸かる、お腹や足首を温める…ほんの少しの意識が、きっとあなたを真の美へと導いてくれるだろう。目指せ、温なオンナ!

(文・水谷 花楓)

きれいな人は温めている

著者:石原新菜
出版社:大和書房
本当にきれいな人は、体を温めている。肩こりや頭痛、生理痛などの体の痛み、不眠やイライラ、体のだるさ、便秘や下痢などは、冷えによる血行不良が原因です。冷えたら老けるのは、常識。本当に「温める」にはどうすればいいの? そんな疑問にすべてこたえます。

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