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女医が教えるイライラ・落ち込みから回復する3つの方法

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人間として生まれてきたからには、どうしても避けられないのがイライラや落ち込み。
どんなにポジティブな人でも、一度もこうした状態になったことがないということはないはずだ。できるだけ早くこのダークな気持ちから立ち直るためにはどうしたらいいのかを女医さんがアドバイスしている本を見つけた。

反復運動が効果大

女医の松村圭子さんが書く『女性ホルモンがつくる、キレイの秘密』(永岡書店・刊)には、女性ホルモンのことだけでなく、ストレスに対処するための役立つ情報も記されている。例えばセロトニンという脳内神経伝達物質、これがあると幸福感が出るが、これが少ないとうつに陥りやすいのだそうだ。このセロトニンは糖分から作られる。ストレスを感じると甘いものを食べたくなるのは、セロトニンを作って気持ちを落ち着かせようとしているからなのだ。

このセロトニン、5分間以上の反復運動を行うと、分泌が促されるのだという。野球選手がガムを噛んでいるのも、セロトニンを分泌させて集中力を得ようとしているのだという。ガムでなくても足踏みや腹式呼吸など、同じ動作をひたすら繰り返すだけでいいそうだ。無心で続けられるものがいいらしい。

その場から逃げる

松村さんは、イライラや落ち込みを感じたら、まずはその場から逃げるようにとアドバイスしている。そうでないと、その場で次々に新たなストレスを浴びるリスクがあるからだ。仕事などでどうしてもそこにいなくてはならない場合は、できるだけ滞在時間を少なくしたり、苦手だと感じる人と関わる時間を減らすといいという。

しかし実は、ストレスの原因からすぐに離れない人は以外と多い。たとえばパートナーから暴力を浴びている女性は、自身が危険な状況にあると頭ではわかっていても「私は悪くないから出ていかない」と妙な意地を張り、事態を悪化させてしまう。その場に留まっていたら、さらにストレスは増大してしまう。離れる勇気を持つことは必要なのだ。

積極的に発散する

苦手な場所を離れ、ストレスがこれ以上増えることを防げたら、次は、今溜まっているストレスを発散させる必要があるという。歌ったり、好きなことをするのかと思ったら、なんと、「新聞を思い切り破ってみたり、クッションをポカスカ殴ったり、ぬいぐるみを壁にぶつける」というちょっと乱暴なことが勧められていたがこれには医学的理由がある。

ストレスを受けるとコルチゾールという抗ストレスホルモンが分泌されるが、量が増えすぎると不眠に陥りやすくなると言われている。このコルチゾールは体を動かすと減少するので、体を動かす発散方法としてクッションを殴ることを勧めているのだ。

割り切る気持ちを持つ

ストレスの量がだいぶ減ってきたとしても、新たな環境に移ったら、そこでまた新たにストレスを感じることもあるだろう。松村さんはその時の受け止めかたも指南していた。「人は人、自分は自分と割り切ること」だという。相手を自分の思い通りにしようとするからストレスを感じるのだと、と。

確かに誰かと比較したり、誰かの行動にハラハラしたりと、自分以外の人の動きでストレスを感じるシーンは少なくはない。けれど真実はひとつだけではないケースもあるはずだ。すべての人が自分と同じ考えかたであるという世界があったら気味が悪い。自分とは違う考えかたもあるのだな、と受け入れられるようになれれば、確かにストレスはあまり増えなくなるかもしれない。

松村さんは、イライラの原因の多くは対人関係だと言う。誤解やすれ違いや喧嘩など、誰もがそうしたリスクを感じながら、それをなんとかやり過ごしながら暮らしているのが現代社会である。上手にストレスをコントロールすることができれば、未来をあまり恐れなくなれるのかもしれない。

(文・内藤みか)

女性ホルモンがつくる、キレイの秘密

著者:松村圭子
出版社:永岡書店
一生でティースプーン1杯程度しか分泌されないという「女性ホルモン」。体にとって大切なものだということくらいは知っているけれど、実際どんな働きをしているのかを理解している女性は少ないもの。最近なんだか疲れやすい、肌あれが治らない、髪のツヤが落ちてきた……という人、それはホルモンバランスの崩れが原因かもしれません。本書では、30代以降の女性に向けて、チェックテストからホルモンに関する基礎解説、ホルモンバランスを正しく保つための食生活や生活習慣、注意すべき症状などを詳しく紹介。ホルモンバランスを整えるために心がけたい28日のto doリストやホルモン治療なども掲載しています。美しく健康なカラダを作るためにぜひ読んでおきたい一冊。

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