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起業をしたいと思っているあなた、“複業”から始めてはいかが?

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会社に勤めながら、別の仕事をする。

こうした副業に対して、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?

「本業の仕事に支障が出るんじゃない?」「仕事の手を抜いてそう」とか、「ちょっとサボっているイメージがある」と、ネガティブなイメージを抱く人も少なくないでしょう。

働き方が変わってきている

日本では一生涯を会社に捧げ、会社のために尽くす働き方が美徳とされてきました。“副業はサボリ”という考えは、昭和世代のサラリーマンに多いようです。

ところが、最近は副業ならぬ“複業”を積極的に推進する企業が出てきています。はじめは中小企業が多かったのですが、ここのところ、複業OKを謳う大企業が徐々に増えてきているのだとか。つまり、本業の会社ではサラリーマンだけれど、複(副)業では社長という立場の人がいるわけです。

解禁が広がっている背景には、実は複(副)業には大きなメリットがあることが認知されるようになってきたからです。

複業は起業にも役立つ

例えば、複(副)業で生んだ人脈やノウハウが、本業でも活かせるかもしれません。そのまま本業の会社にとっても業績アップにつながるというわけです。

何より、複業をしたいと思う人は、基本的にビジネススキルや意欲の高い人材ですし、時間のやりくりなども上手いものです。優秀な人材を積極的に採用したい、という企業の思惑もあるようですね。

社員にとってもメリットは大きいといえます。収入アップが図れるというのが大きな魅力ですが、将来的に起業を志している人にもうってつけです。

起業のために一念発起して会社を辞めることはリスクが大きいもの。けれども、サラリーマンを続けながら起業をすれば予行演習にもなりますし、リスクも少なくスキルアップにも繋がるというわけです。

起業はリスクが少ない

ブラック企業が社会問題化している現在、自分のペースで働き、自分らしいライフスタイルを送りたいと思う人の間でも起業は注目されているようです。

積極的な起業をすすめる人は少なくありません。『言われた仕事はやるな!』(石黒不二代・著/朝日新聞出版・刊)の著者は“起業はリスクの少ない職業”と言っています。

起業はリスキーだといわれるが、自分の信じるものを貫きたい人にとっては、実はリスクは少ないのではないだろうか。人に言われたことをやるのではなく、自分の真実を突き詰める。アイデアもやり方もすべて自分で考える。失敗したら自分で考える。こんなシンプルな職業はない。

『言われた仕事はやるな!』より引用

日本では自己責任という言葉がプレッシャーに思われがちですが、実は、自己責任ほど楽なことはないのです。

職場での人間関係にぎくしゃくすることもなくなります。コミュニケーション障害で悩んでいる人、個性的過ぎて会社に馴染めない人は、起業した方がうまくいくというケースも珍しくないのです。

夢への第一歩を踏み出そう

著者によると、アメリカでは能力がある若者ほど積極的に起業する文化が、すでに定着しているそうです。日本でも2000年以降から、若者のベンチャー企業がクローズアップされるようになってきましたが、まだまだ受け入れられているとはいえません。

「地域のためにこんなことをやってみたい」「こんなビジネスのアイディアがある」と思い描いている人はたくさんいます。にもかかわらず、多くの人が第一歩を踏み出せないのは、起業=リスク、ととらえる人が少なくないためなのです。

石橋をたたいて渡る性格の人こそ、まずは複業からはじめ、将来的な起業への布石を打ってみるのもいいと思います。人生一度きり、楽しまないともったいないのですから。

(文:元城健)

言われた仕事はやるな!

著者:石黒不二代
出版社:朝日新聞出版
いかに自由闊達な社風にするか、未知の仕事に果敢に挑戦させるか。IT不況を乗り越え、2008年3月マザーズ上場を果たした「ネットイヤーグループ」。新鋭IT企業の躍進のひみつは、社員みずから仕事をつくり、そして、チャレンジングな失敗を「叱らない」という企業文化にあった。女性社長が人を生かし組織を伸ばす要諦を説く、“会社組織を飛躍的に伸ばすガイドブック”。

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