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嫁が買い物依存症。旦那は借金を返さないといけないのか?

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6月。待ちに待ったボーナスのシーズン到来だ。

ボーナスを楽しみにしている読者も多いだろう。頑張った自分へのご褒美に、高級腕時計やバッグなど、ブランド品の一つでも買おうと思っている人もいるに違いない。

しかし、何かと高価なブランド品。買いすぎはトラブルの元になってしまうので、気をつけたいものだ。

買い物のために借金は禁物

世の中にはブランド品が大好きで、全身をブランド品で固めている人が、私の周りにも結構いる。身につけることで、自分自身をより高めてくれるものと考えている人が多いためだ。

しかし、ごくまれに、クレジットカードを使いまくり、さらには消費者金融から借金をしてまで買い物をしてしまう人がいる。それは完全に買い物依存症といえるだろう。

背伸びしすぎは禁物だ。夫婦の場合、両者どちらかに財力があるなら、いくら買っても問題はないだろう。けれども、一般的なサラリーマンやOLの家庭では、極端なブランド好きになると、人生を狂わせてしまう原因にもなる。

夫婦の場合、相手の借金はどうなる?

男女を問わず、買い物やギャンブルなど、相手の浪費癖がきっかけで離婚を考えるケースは意外に多い。相手が借金をしてまで買い物を続けるようであれば、なおさらだ。

しかし、できることなら離婚は避けたい。夫婦である以上、相手の借金を支払う必要はあるのだろうか。

マンガでわかる!法律の抜け穴(3) 男と女のバトル編』(石原豊昭ほか・著/自由国民社・刊)から解説を抜き出してみよう。

民法761条には、「夫婦の一方が日常の家事に関して第三者と法律行為をしたときは、他の一方はこれによって生じる債務について連帯してその責めに任ずる」とある。

これだけを読めば、支払いの必要があるように感じられるのだが、いったいどうなのだろう?

聞いて驚く意外な答え

この問題、実は法律の専門家でも結論が難しく、意見が分かれるようだが、本著にはこうまとめられている。

支払う必要はない。民法の「日常の家事に関する法律行為」とは、日常生活に必要な食料や衣類の買い物を指す。

(『マンガでわかる!法律の抜け穴(3) 男と女のバトル編』より引用)

普通のサラリーマン家庭に当てはめて考えてみよう。

(高価なブランド品を買うことは)サラリーマン家庭にとって生活の限度を超えている。「日常の家事に関する法律行為」に、高価な買い物は当てはまらない。

(『マンガでわかる!法律の抜け穴(3) 男と女のバトル編』より引用)

連帯責任が生じそうな気がするが、本著によれば、法的には夫婦であっても相手の借金にまで責任を負う必要はないとのことだ。ただし、素人の早急な判断は危険なので、事前に専門家に意見を求めることをおすすめしたい。

ピンチを助け合うのが夫婦

仮にいくら法的に支払う必要がないとはいえ、やはり夫婦である場合は二人で支えあって生きていかなければいけないともいえる。

離婚に至った場合は、完全に知らん振りできるそうだが、長い夫婦関係において失敗はつきものなのだ。

どちらかが大きな失敗をしたときは、むしろ二人の絆が深まるチャンスと肯定的に考えたい。買い物依存症も、話し合いを重ねて納得いく方向で解決できることを祈りたい。お互いのミスを補い合う関係こそが、理想の夫婦なのだから。

(文:元城健)

マンガでわかる!法律の抜け穴(3) 男と女のバトル編

著者:石原豊昭、小早川浩、山川直人
出版社:自由国民社
法律の急所がわかる! 法律の抜け穴をマンガで解説! 知らぬは負け…、これが法律のルールだ。愛欲と憎悪のドロ沼で泣くのがいやなら、法律のワザを知れ!

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