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マンホールの蓋はなぜ丸い?

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物事というものは、ほとんど何かしらの意味がある。
我々は、あまりにも当たり前過ぎて、その意味を追求しようとしない。「はじめからこうだった」。そう思うだけだ。

5円玉と50円玉に穴が開いている理由

しかし、どんなものにも何かしらの意味がある。5円玉や50円玉に開いている穴も、なんとなく開けたものではない。他の硬貨と区別しやすいようにするため、偽造防止のため、原材料の節約といった理由があるようだ。

果物が球形をしているのは、自然界においてもっとも安定した形で、体積に比べて表面積が少なく、風の抵抗が受けにくいということから、自然とそうなっていったと言われている。

マンホールの蓋はなぜ丸いのか?

街を歩いていると、よく見かけるマンホール。そのほとんどが丸い蓋がしてある。なぜマンホールの蓋は丸いのだろうか。

別に蓋なので、人間が出入りできる広さがあれば、四角でも三角でも星型でもいいはずだ。

でも大半が丸い。これには理由があるはずだ。

なぜ?どうして?算数のお話』(算数のお話編集委員会・編/学研プラス・刊)にその答えが載っていた。

まず、マンホールの蓋が四角形だった場合。

四角形のとなりあっていない頂点を結んだ線を「対角線」といいます。これは四角形の縦、横どの一辺の線より長くなります。つまり、四角いふたでは、ななめにしたときなど、あなの中に落ちてしまうことがあるのです。

(『なぜ?どうして?算数のお話』より引用)

つまり、四角い蓋にした場合、マンホールの穴の中に蓋が落ちてしまう可能性があるため、あまり採用されないのだ。これは三角形でも同じこと。

では、丸い蓋なら大丈夫なのだろうか。

なぜなら、円は、円の中に直径よりも長い直線がないからです。

(『なぜ?どうして?算数のお話』より引用)

円の直径が最大の長さなので、蓋が落ちてしまうことがない。そういう理由から円形が採用されることが多いのだ。

そのほかにも、蓋を転がして運べるという理由もあるようだ。

ちなみに、星型だと開け閉めが面倒くさいから採用されないのだろう。

数字から逃げてはいけない

本書には、そのほか黄金比や時間、長さの単位などなど、身の回りの数字にまつわる雑学が多数掲載されている。

読んでみると、世の中のほぼすべてが数学で司られていることがわかる。やはり、この世の中で行きていくためには、数字から逃げてはいけないのかもしれない。

そういえば、確定申告がもうすぐだ。この山のようなレシートをどうにかしなければ……。

(文:三浦一紀)

なぜ?どうして?算数のお話

著者:算数のお話編集委員会
出版社:学研プラス
昔の人々がどのように算数や数学をつくりあげてきたのかということや、ふだんの生活や身の回りに応用されている算数や数学の考え方や理論など、読んで楽しく興味深いエピソードを紹介する。算数が苦手な人でも楽しく読めるお話を多数収録してある。

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