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動物って、実はけっこう怖い

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犬や猫、鳥などを飼っている方も多いと思う。
ペットはとてもかわいいものだ。

しかし、よく考えてみよう。
彼らも、元をたどれば野生の動物。いくら人間と暮らすことを長年続けてきたといっても、体のどこかに野生の血が流れているはずだ。

人気のペット「フクロウ」も野生は結構獰猛

以前、フクロウカフェに取材に行ったことがある。
そこのフクロウは、オーナーが孵化させて育てている個体ばかりで、人間に対しておとなしい。なでたりしても、黙っている。

ただ、オーナーは「でも、フクロウは猛禽類ですからね。肉食なんですよ。だから、人間に急に襲い掛かってくる可能性がないとは言えないんです」と言っていた。

確かに、フクロウを飼う場合には餌として冷凍ピンクマウスなどをあげたりする。昆虫なども食べるようだ。

基本、人間が育てたフクロウたちは、人間に恐怖心を抱かないようだが、野生のフクロウは違う。別のフクロウカフェでは、野生のフクロウがいた。これがかなり気性が荒かった。撫でようとしても、威嚇される。つながれているので飛びかかってくることはないのだが、結構怖かった。

ああいう状態のフクロウを見ると、やはり猛禽類だなと思ってしまう。

でも僕は、フクロウを飼うことを夢見ている。

ユーモラスなあの動物も実は怖い

獰猛で危険な動物というと何を思い出すだろうか。ヒグマ、サメ、毒ヘビ、スズメバチなどなど、結構思い浮かぶことと思う。

超危険生物』(危険生物研究会・編著/学研プラス・刊)には、森林や海、砂漠などの各種フィールドごとに生息する危険な動物を掲載している。とてもリアルで迫力のある写真も掲載されているので、怖がりの方は気をつけたほうがいいかもしれない。

トラ、クマ、サメ、ゾウなど、定番の危険動物のほか、コモドオオトカゲ、キングコブラといった爬虫類、植物やキノコ類も掲載されている。

まあ、そのあたりは想像の範囲内。「そりゃ獰猛で怖いよな」と思う動物ばかりだが、中には意外な動物も紛れ込んでいる。

例えば、カバ
実はアフリカではトラやライオンなどのよりも事件件数が多く、アフリカだけで年間300人以上が襲われているということだ。

ピラニアも掲載されている。
映画などの影響か、ピラニアはとても獰猛というイメージだが、実は臆病で人を襲ったりすることはないという。せいぜい鳥などの死体くらいらしい。

しかし、血の匂いに敏感で、感じるとかなり興奮する。そのような状態になると、群れで大きな獲物に襲いかかるようだ。ただし、骨になるまで食べつくされるということはないという。

部分的にかじられる程度で、その場合の死因は痛みによるショック死や出血多量となる。

(『超危険生物』より引用)

普通にしている分には危険性はほとんどないが、怪我で出血した状態で、ピラニアのいる川などに入らないほうがいいだろう。

観賞用の植物にも危険なものが

園芸店などで見かける「エンジェルトランペット」という植物も危険。全体に毒があり、食べると吐き気やめまい、そして強い幻覚症状を起こすらしい。実際に高校生15人ほどがエンジェルトランペットの種を食べてしまい、集団で搬送されたという事件もあったそうだ。

しかも、エンジェルトランペットは根っこがゴボウ、つぼみがオクラ、種がゴマに似ているという、非常にやっかいな特徴を持っている。くれぐれも間違って食べてしまわないようにしよう。

野生動物の事故の原因は主に人間かも

野生動物に襲われるという事件。そのほとんどは、人間が彼らのテリトリーに入り込んでしまったり、開発などにより彼らの住む場所をなくしてしまったり、かわいいからといってむやみに触ろうとするのが原因のことが多い。

彼らだって、人間を見たからといって、無闇やたらに襲ってくるというわけではない。どちらかというと、人間を怖がっているはずだ。襲ってくるのは、自分の身を守るため、ということが多いように感じる。

できれば、お互いが尊重しあって生きていけるようになれば、野生動物による事件もなくなるのではないだろうか。

これは、人間同士にも言えることなのかもしれない。

(文:三浦一紀)

超危険生物

著者:危険生物研究会(編・著)
出版社:学研プラス
森林・海・砂漠など、各フィールドごとに生息する人間にとって「危険!」とされる殺人生物を迫力ある写真とともに約50種掲載。動物の武器、人間が襲われた事件、危険度ランキングなど、絶対に出会いたくない生き物たちをわかりやすく紹介する。

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