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娘の幸せは、本当に母親の喜びなのか? 言い争いなく母と娘が自立する方法

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お母さん、娘をやめていいですか?』という衝撃的なタイトルのドラマがNHKで始まりました。
親子関係になに不自由なく暮らしていましたが、ひとり暮らしをし、仕事をし、アラサーになり、人生のほぼ100%を自分主軸でできるようになったと思っていたのですが、常にどこかで「母」の存在がちらつき、それが重荷になっている…なんてことを経験することが増えてきました。

「いつまでも仲良しな母娘でいたい」それは誰もが願っていることだと思います。けれど、現実はそううまくいかない…。「親子だから」の呪縛にお母さんも娘さんもがんじがらめになっていませんか?

今回は『母と娘の「しんどい関係」を見直す本』(石原加受子・著/学研プラス・刊)より、どうしたら母と娘が自立できるか探ってみようと思います。

子どもの経験が今の自分をつくっている?

あなたは幼少期、どのような言葉を母親から言われていましたか?

自分のことを話すのはちょっと恥ずかしいのですが、私の場合「ほら、お母さんが言った通りでしょ?」と言われていることが度々ありました。「どうしてわかるの?」と尋ねると、「秘密のテレビチャンネルがあって、学校での様子は全部わかるの」と、今思えば「なんだそれ!」ですむことなのですが(笑)、当時は本当にそのテレビがあると思っていて「常にお母さんから見られている」という思いが強くありました。そんなちょっとしたことでも、無意識に今の生活にも影響されているそうです。

これまでの人生のさまざまな局面で、自分がどう感じたか、どう思ったか、どういう決断をしたか、その経験が自分の言動パターンの元型となり、人生のひな形そのものになり得るのです。

(『母と娘の「しんどい関係」を見直す本』より引用)

さすがの私も「今もテレビで見られている!」とは思いませんが、何か大きな決断をするときには「母親はどう思うだろうか?」というのは頭にチラついてしまいます。
自分にとっては「いいこと」だと思っても、母親にとっての「悪いこと」であれば、辞めよう…そう思っている方も多いのではないでしょうか?

いつまでも「子ども」でいるべきなのか?

ある程度年齢を重ねて、経済的にも自立しているはずなのに、心がお互いに自立しておらず「どうしてわかってくれないの!?」と怒りをぶつけあう方も多いと思います。親子の場合、親は子どもが自分の延長線上にいるかのように錯覚してしまいがちだと思ってしまうそうです。

「私がつくった美味しいコロッケを嫌いなわけがない」

「私が好きな服なんだから、娘も好きな服装に違いない」

「お母さんと一緒の方が安全なんだから」

と、趣味嗜好が変わってきた子どもの気持ちを無視しているお母さんもいるでしょう。両者が納得していて、本当にコロッケが好き、服の趣味も生まれてからお母さんと全く一緒であれば問題はありませんが、多くの人が子どもの成長と共にひずみが生まれ関係をこじらせてしまいます。もう「親子だから」と理由づけること、「私のことをわかってもらおう」なんて気持ちは捨てて、「自分のことは自分でやる」ができるようになれば、傷つかないんですけどね。

言葉ではわかっていてもそれが出来ないんだよなぁ…涙。

「ありがとう」で、母と娘の関係に変化を

じゃあ、そんな関係はどうしたら改善されるのか知りたい! そのためには、それぞれが自立し、「私の心の自由」を認め合い、お互いがお互いの領域を侵さない…それに尽きるんだそうです。

お互いに自由を認め合ってこそ、「私と相手」が一緒にいる時間、あるいは相手が自分に協力してくれることすべてに感謝の思いが湧いてきて、「ありがとう」と言いたくなるのです。

(『母と娘の「しんどい関係」を見直す本』より引用)

きっと娘さんの立場でこれを読んでいる方は、「友達同士や仕事だったら素直に『ありがとう』と言えるのに…」と思う方が多いでしょう。
他人行儀かもしれませんが、母と娘の関係も日常の人間関係と同じように考えてみるのはどうでしょうか? また、これを母親の立場で読んでいらっしゃる方は、「子どもには不幸になって欲しくないから、自分が守らないと」と思っているかもしれません。けれども、例え親子でも自分以外の人生を生きていくことはどうしたってできません。『母と娘の「しんどい関係」を見直す本』には数多くのヒントが掲載されているので、悩んでいる方は一読してみてはいかがでしょうか? 私のように心の重荷がちょっとだけ軽くなり、過去を振り返ることでちょっとだけ前に進めるようになりますよ。

(文:つるたちかこ)

母と娘の「しんどい関係」を見直す本

著者:石原加受子
出版社:学研プラス
超人気カウンセラーが直伝!「しがみつく母」から解放される37のコツ 無理しなくていいのよ、失敗したら大変よーー。母親の“優しいアドバイス”をおとなしく守ってきた娘たちは、進学も、就職も、結婚も自分の希望を諦め、気がつけばいつのまにか「母親の介護予備軍」に……! 今、こうした「しがみつく母」から逃れられずに、母娘関係をこじらせたり、摂食障害やうつなどの症状で苦しむ女性が増加しています。本書では、人間関係の悩み解消本でベストセラーを連発するカウンセラー・石原加受子氏がそんな娘たちに向けて、母娘関係・再構築のコツを提案します。ああ言えばこう言う……。そんな親子の「しんどい会話」をリアルに再現しつつ、レッスン形式で解決策をコーチ!

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