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とっても痛い「尿路結石」にならないためには……?

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僕は40代半ば。幸運にもこれまで大きな病気になったことはない。

しかし、周囲にいる同年代の友だちを見ていると、割といろいろな病気になったりしているようだ。

男性も女性もなる尿路結石

最近、同い年の友だち(男性)が、尿道結石になった。

とんでもなく痛かったようだ。

話を聞くだけでも痛い。薬を飲んで石を細かくして排出する治療を行っていたようだが、結局石は出ないまま。痛くはなくなったようで、現在は元気に酒を飲んでいるようだ(あんまり飲むな)。

この尿道結石。正確には「尿路結石」と言う。
尿の通り道である腎盂(じんう)、尿管、膀胱、尿道に石ができることで尿の通り道を塞ぎ、痛みだけでなく合併症なども引き起こすものだ。

スーパー図解 尿路結石症』(坂本善郎・著/法研・刊)によると、2005年実施の日本尿路結石症学会による全国調査では、上部尿路結石(尿路結石の約96%にあたる)の年間罹患率が人口10万人あたり134人。1995年の約1.6倍となっている。

また、生涯罹患率は男性が15.1%、女性は6.8%。意外と罹患率が高い病気なのだ。

一番簡単な予防策は“一日2リットルの水分補給”

尿路結石の主な原因は、カルシウム不足。しかし過剰摂取も結石ができやすくなる。また、遺伝的な要因も大きいとされている。

その他、動物性たんぱく質や動物性脂肪、塩分、果糖などの過剰摂取による肥満も要因だ。

つまり、ファストフードやコンビニ、外食などをメインにしていると、尿路結石になりやすいということだ。

効果的な予防法は、水分をしっかりとること。

さまざまな研究によって、1日の尿量が1リットル以下では結石形成のリスクが高まり、2リットル以上ではかなり軽減できることがわかっています。

(『スーパー図解 尿路結石症』より引用)

水分といっても、なんでもいいわけではない。糖分が多く含まれる清涼飲料水やジュースはダメ。アルコール類にはシュウ酸やリン酸、糖分が多いものもあるため結石の原因になる。オススメは水道水、ミネラルウォーター、麦茶、ほうじ茶ということだ

また、一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯程度の水分を小分けにして飲むのがいいようだ。

結局規則正しい生活が一番

そしてもうひとつが、規則正しい食生活。
朝昼晩と三食しっかりと食べること。もちろんメニューにも気をつける。肉は脂分が少なくなるように茹でたり蒸したり焼いたりし、野菜を多く摂取する。

お酒は控えめにして、スナック菓子や果物もほどほどに。そして運動も効果的ということだ。

結局、健康的な食生活と適度な運動というのが、尿路結石の予防には一番いいということになる。

これは、尿路結石に限ったことではない。あらゆる病気の予防に共通したものだろう。

寝るのは明け方、食事は1日1回か2回。好きな言葉は「食べ放題」。お酒は毎日は飲まないが、朝まで飲んでいることもしばしば。

こんな生活をしていたら、尿路結石どころかもっと重大な病気になってもおかしくない。少しは健康的な生活を送る努力をしないと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれない。

世の不摂生な生活を送っている中年男性諸君。
とりあえず、1日2リットル水を飲むことから始めよう。話に聞くだけで痛い尿路結石に、なるべくならないために。

(文:三浦一紀)

スーパー図解 尿路結石症

著者:坂本善郎
出版社:法研
尿路結石症は腎盂、尿管、膀胱、尿道などの尿の通り道に結石ができる病気です。疝痛発作など激しい痛みを起こすことがあり、また痛みがおさまっても再発の多い病気です。尿路結石症は、食事など生活習慣の改善でかなりリスクを抑えることができます。また治療も患者の体に負担の少ない治療法が研究されてきています。本書では、尿路結石症の症状、原因、治療法を、オールカラーの豊富な図解を用いて解説。また排石の方法、再発予防のための生活習慣などをわかりやすく紹介します。

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