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恐竜は何色をしていたでしょ〜〜〜〜〜か!?

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何回かこのコラムで書いたことがあるが、僕は見たことのない動物や変な生き物が好きだ。

自分が知らない生き物を見ると、妙にテンションが上がる。「うおー、なんだこれ!」という感じになる。深海魚がその最たる例だ。まだまだ我々が知らない生き物が海の中にいるだろうと思うと、ロマンを感じる。

恐竜という存在はロマンだ

基本的に、現在存在している生き物に興味があるのだが、恐竜にもロマンを感じる。人間なんかよりも大きな爬虫類が、この地球上に繁栄していたと思うだけで、胸がときめく。

シーラカンスのように「生きた化石」と呼ばれている、何千年も姿かたちを変えていないと思われる生き物もいる。しかし、化石でしか発見されていない恐竜のほうが想像力が広がる。

現在は数々の研究が進み、さまざまな種類の恐竜が掲載された図鑑などが発行されている。化石から当時のことを推測し、恐竜の形を再現するのは、ロマンがある。

恐竜の皮膚の色って?

おもしろ恐竜図鑑』(関口たか広・著/国土社・刊)は、子供向けの恐竜図鑑。読んでみると、さまざまな恐竜のイラストが並ぶ。まあ、恐竜の写真はこの世に存在しないので、必然的にイラストになるわけだが。

ここでひとつ疑問が。

恐竜は姿かたちは発見された化石から、骨格を元に復元できそうということはわかる。それでは、恐竜の色はどうだろうか

実は、図鑑に載っている恐竜の色は現在の爬虫類などを参考にして「こんな感じかなー」というように塗られているのだ。

本書でも、恐竜の色についてマンガ内で言及されている。

「最近の恐竜図鑑ははでな色が多くて、図鑑によって色がかなりちがうわね」
「そうなんだ…ほかの爬虫類や鳥にはいろんな色の種類がいるだろう?」
「そう考えると、いろんな色の恐竜がいてもおかしくない…」

(『おもしろ恐竜図鑑』より引用)

いったい、恐竜はどんな色をしていたんだろう。カラフルな恐竜が地球上に繁栄していたことを想像すると、なんだかワクワクする。

恐竜の皮膚の色について研究が進んでいる

実は、恐竜の皮膚の色についての研究は進んでいる。2014年11月に、イギリスの科学雑誌「Nature」にその研究の模様が掲載されている。スウェーデン・ルンド大学の研究チームが、海生爬虫類3種の化石から色素の痕跡を発見。そこからメラニン色素の量を算出し、皮膚の色を導き出したのだ。

これによると、全体的に黒ずんだ色合いだったということ。

意外と地味なようだ。

この研究が進むと、ティラノザウルスやプレシオサウルス、プテラノドンなどの皮膚の色もわかる日が来るかもしれない。
図鑑や映画のように、オレンジや緑の恐竜がいたのか。それとも灰色や黒のような地味な色合いだったのか。

あと数年、数十年すればもっと正確にわかることだろう。

しかし、いくら科学的に正確な色がわかったところで、それが100%ほんとうかなんてもう誰にもわからない。

恐竜は何色なのか。それは永遠にわからないことなのかもしれない。

(文:三浦一紀)

おもしろ恐竜図鑑

著者:関口たか広
出版社:国土社
恐竜の生きた時代を迫力ある見開きで紹介し、種類別の特徴から最新の情報まで、楽しく見せる恐竜図鑑。日本の恐竜や系統年表・化石の発掘・復元の方法などをストーリーまんがで展開します。恐竜好きになること間違いなしのおもしろ図鑑です。

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