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「会社を辞めてきた!」旦那の決断を、妻は理解してくれるのか?

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毎日毎日、満員電車に揺られて会社に通うのは辛い。仕事はマンネリで面白くない。サラリーマンをこのまま続けていても、給料が上がる見込みがまるでない。いっそのこと、会社をパーッと辞めて、夢だった喫茶店でも開業してみようかなあ。まだ漠然とした夢だけれど、きっと俺の嫁だったら理解してくれるはずだ!

妻に理解してもらえる?

世の中の男性サラリーマンのみなさんは、「会社を辞めて独立したい」と、一度は思ったことがあるのではないだろうか。特に、男なら事業や趣味の店を始めることに憧れるはずである。しかし、会社を辞めるということは、ぶっちゃけ明日から無職になるということだ。しかも、男性のよろしくないところは、妻に事前に相談をしないまま、勝手に決断してしまうパターンが多いことである。

いきなり旦那にそんなことを告白されたら、妻はどういう反応を示すのだろうか?

ダンナが会社やめたいと言いだしまして』(「会社やめたいダンナ」の妻の会、ichida・著/PHP研究所・刊)は、旦那に「会社をやめたい!」「やめてきた!」と言われた妻たちの本音が詰まった一冊だ。果たして、世の中の妻たちは旦那の夢に付き合うことはできるのだろうか? そして、いきなり言われて冷静になれるのだろうか? 一例を紹介したい。

突然の旦那の告白

旦那はIT企業に勤めるサラリーマン。ある日の夜、旦那が「俺、会社辞めて起業する!」と言い出した。妻は「はぁ? 何言ってんの、意味わかんない!」と唖然。実は、旦那はそれまで、妻に内緒で起業のための勉強会に通っていたのだった。

妻は「それを知っていたら絶対に結婚なんかしなかったのに!」と激怒するが、旦那は「俺のアイディアに300万円も投資しようとする人が現れたんだよ! こんなチャンスめったに無い!」と夢を語りまくる。もちろん、その日は大喧嘩。妻の怒りはおさまらず、「離婚する!」と言い出す始末だった。

では、この夫婦はその後、どうなったのか。妻は旦那から事業計画をプレゼンされるが、事業の穴を見つけ出し、諦めさせようとした。しかし、旦那はそれでも独立すると言ってきかないので、最終的には話し合い、独立を容認することになったそうだ。現在、妻の理解のもとで仕事はなんとか軌道に乗っているようだが、何はともあれ、独立に当たっては妻の理解が不可欠なのである。

独立の決断は慎重に!

何を隠そう、私もサラリーマンを辞めて独立し、フリーライターになった立場だ。しかし、それは20代前半で、交際相手もいない状態で決断できたのでリスクは低かった。家庭を持ち、しかも子どもまでいる状態で独立するのは、極めてギャンブル的な要素が大きい。30歳を過ぎると、このご時世、なかなか再就職先を見つけるのが難しいからだ。

それでも独立したいと思ったときは、妻と事前協議が必要なことは言うまでもない。妻の理解得られなくして、事業の成功はないのだ。本著の巻末には、旦那に対する妻の赤裸々なメッセージが掲載されている。いくつか紹介しよう。

「会社に残る場合と辞めたときのメリットとデメリットを提示して欲しい」

「前もって相談して欲しい」

「日頃の行いや話し合いが大切」

独立志向の男性は、これらの言葉をキモに銘ずるべきなのかもしれない。くれぐれも、夢のために家庭を崩壊させるようなことは、ないようにしたいものだ。

(文:元城健)

 

ダンナが会社やめたいと言いだしまして

著者:「会社やめたいダンナ」の妻の会、ichida(絵)
出版社:PHP研究所
「会社やめたいダンナ」の妻の会、ichida/PHP研究所「会社やめたい」「やめる」「やめてきた!」もしあなたのダンナ様が突然こう言いだしたら、あなたならどうしますか? この本は、そんなとき妻としてパートナーとしてどうするべきか、そして、夫婦としての本来の在り方を考えてみました! 9組のリアル夫婦の物語を「会社やめたいダンナ」の妻の会が取材し、漫画で再構成。シリーズ累計15万部のヒット作『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』でブレイク中の漫画家ichida氏がペーソスたっぷりに夫婦の「一大事」を描きます。

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