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唾液美人になろう。

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温暖化現象のせいか、最近の夏はおそろしく暑い。

こまめに水分を補給しないとすぐさま干上がってしまいそうだ。
ペットボトルやマイボトルでドリンクを持ち歩くクセがついた人も多かったはずだ。

そしてその名残で、冬が近づいた今でも持ち歩き、ちょっと喉が渇いたらボトルを口に運んでいる人もいるのではないだろうか。

実はこのクセ、度が過ぎるともともと持っている唾液を出す力が弱くしてしまうのだそうだ。

備えあれば不安なし

私自身、ミネラルウォーターのボトルを常に持ち歩いていないと、なんとなく不安ですらある。ふとした時に喉の渇きを感じ、口を潤すことで、安心感も得ているのだ。そういえば、電車を待っている時、セミナーを聴きながら、映画を観ながら、そして原稿を書きながら、私の近くには常に飲料がある気がする。ないのは資格などの試験の時くらいだ(余計な持ち物は机の上に出すことができないから)。

このこまめな水分補給は、脱水にならないため適切な行動だと思っていたのに……。

調べてみると、確かに夏場は早急な補給が必要だという。喉が渇いたなと思った時はすでに遅いので、乾く前に水分を、などという呼びかけもされていた。しかしそれは汗で大量の水分が失われているからなのだ。つまり、汗をかきにくい冬場には、急いで体を潤す必要はなかったらしい。

唾液マッサージ

唾液美人でエイジレス&きれい』(宝田恭子・著/インプレス・刊)は、歯科医が書いた電子書籍。

それには「唾液が自然に出てくるのを待たずに、こうやっていつも水や飴などに頼っていると、唾液を出す機能が落ちてしまいます」とある。唾液が減れば、食べ物の消化がされづらくなるし、細菌を防ぐ働きも弱るので虫歯になりやすくなるのだとか。

著者の宝田さんは、すぐにペットボトルのドリンクを口にせず、まず唾液を出すマッサージして、唾液だけでは足りないと感じた時にドリンクも飲むように、と提案している。

マッサージの名は「アゴなでエクササイズ」。
人差し指と中指を耳の裏の膨らんだ部分に置き、アゴまで優しくゆっくりと撫で下ろす。するとアゴの中心の真下で左右の人差し指と中指の腹が重なり、まるで忍者のようなポーズになる。これを唾液が出てきたなと感じるまでなんども繰り返すとだんだん唾液も出てきやすくなるのだとか。

ペットボトルとタバコ

とはいえ、一度ついたクセというのは恐ろしい。

これからは、ちょこちょこ飲まないようにしようと決心しても、ペットボトルを持ち歩かないのはなんだか不安なのだ。そしてこれから飲みたい時に飲み物を飲めなくなるかも、と考えた瞬間に感じた口さみしさのようなもの、これはかつてどこかで味わったことがある。

そうだ、禁煙をした時とそっくりだ。

タバコとペットボトルには共通点がある。
唇でくわえて吸う、という行為だ。これは、口唇欲求(精神学者のフロイトが考えた赤ん坊が生まれた時から備えているとされる欲求、つまりママの乳房を吸う欲求)に近いものかもしれない。この欲求が強い人は、大人になるとタバコに依存することがあるらしい。私はかつてかなりの依存状態に陥り、やめたくてもやめられずに苦しんだことがある。

唾液美人への道

確かに私は、ペットボトルを吸うと得られる、たまらない安心感が好きだ。

ああ、そうなのか、私は吸い口に依存していたのか。取り上げられるとさみしいだなんて、哺乳瓶を奪われた赤ん坊のようで何だか恥ずかしい。なので、すぐには無理そうだけれど、少しずつペットボトルから卒業してみようと思う。なぜなら、唾液をたくさん出すと若返るらしいからだ!

本によれば唾液には老化の原因のひとつとされる活性酸素を取り除く成分が含まれているという。唾液が多くなればなるほど、この抗酸化作用成分も増えるので、若さもキープできるのだそうだ。人は1日になんと1.5〜2リットルもの唾液を出しているというが年齢とともにその量は減る。しかし唾液を出す練習を続ければ、高齢になってもその量を保てるらしい。そんなに大事なものだと知ったからには日々アゴを撫で、唾液をたっぷり流して暮らしていかなくては、と考えている。

(文・内藤みか)

唾液美人でエイジレス&きれい

著者:宝田恭子
出版社:インプレス
最近、口の中の渇きが気になる…なんてことはありませんか? それは、口の中を潤す唾液が足りていないのかもしれません。唾液は、食べ物の消化を助けたり、口臭を防いだりするほか、アンチエイジングに欠かせない抗酸化作用もあるのです。本書では、テレビや雑誌でひっぱりだこの美人歯科医・宝田恭子先生が、唾液の素晴らしい働きや、唾液で美人になる方法を解説します。「口臭を防いでさわやかな息に」「身体や口を動かせば唾液が出る」「顔周りの筋肉を鍛えて笑顔を作る『新ヒフミエクササイズ』」など、これを読めばあなたも唾液美人!

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