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夢の実現は調べることから始まる。ただし、徹底的に。

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筆者にとって初めてのインターネット体験は、ウィンドウズ95搭載のヒューレット・パッカード社製デスクトップPCを買った時から始まった。
当時はまだ電話回線を使ったダイヤルアップ方式で、つながる瞬間に言葉では表現しにくい不思議な音がする。それに、キャッチホンにしていないと、ネットを使っている最中に電話が入ると接続が途切れてしまう。
そんな時代だった。

ウィンドウズ95から始まったコレクター感覚

それまで、過去の事件について調べたいことがある時は、しばしば横浜にある日本新聞博物館のデータベースを利用していた。
ウィンドウズ95搭載パソコン導入後はかなり横浜に行く回数も減ったわけだが、何より驚かされたのは海外の文献へのアクセスがものすごく簡単だったことだ。
何かについて調べること、そして狙った情報に行きつくことに関しては、方法論やスピードも含めてちょっと自信がある。最近はエバーノートやドロップボックスを使って、自分なりに使い勝手のよい情報アーカイブをカスタマイズしている。こうしたアプリを使えるようになると、情報の収集と分類という作業そのものが楽しくなってくる。これは、コレクター感覚に近いかもしれない。

集めた情報をどう扱うか

とは言え、情報はただ集めて分類しておくだけでは何の役にも立たない。集めた情報を活かして何をするか。とことん調べる人だけが夢を実現できる』(方喰正彰・著/サンクチュアリ出版・刊)の著者方喰正彰さんは、夢の実現であると言い切る。

僕は本書を、「夢を実現させたい、すべての人」に向けて執筆している。この本の冒頭で紹介したような、「世界を代表するような企業を作る」とか「前人未踏の地に降り立つ」のは、その夢の一例だ。

『とことん調べる人だけが夢を実現できる』より引用

とにかく調べてみよう

たとえが大きすぎて、リアルな感覚が得られないなら、次のような言葉遣いではどうだろう。

 いままで自分がずっと実現したいと思っていたこと。いつかはそうなりたいな、と思ってきた理想の自分像。そういうものは、すべて「夢」だ。そのサイズが大きいか小さいかなんて、問題じゃない。

『とことん調べる人だけが夢を実現できる』より引用

方喰さんは、「いろいろ事情があるから、無理だ」という言い訳が一番嫌いらしい。
調べもしないでいきなりダメ出しするというやり方は完全に間違っているからだ。
できるかもしれないという可能性よりも、不可能である理由を探すネガティブな姿勢が先立つ人は少なくないのだろう。とりあえず調べてみるという方向で意識を切り替え、それを実践すれば、解決策が見つかる確率も高まっていくはずだ。

夢の第一歩となる方法論

本書による「調べること」の意義を確認しておきたい。

多くの人が「調べる」前から、夢をあきらめている。これまでの常識とか、まわりの人の無責任な言葉を信じて、はなから「できない」と思い込んでいる。でも、「調べる」から「できる」んだ。「調べる習慣」のパワーを、まずは信じよう。

『とことん調べる人だけが夢を実現できる』より引用

調べる対象はなにか。ウェブ、本、雑誌、新聞、テレビ、そして人。情報は、ありとあらゆるものに宿っている。コンサルタントという仕事を通じて得た、さまざまな対象から欲しい情報を見つけ出すスキルについて、方喰さんなりの方法論が展開されていく。

何でもスマホで調べる姿勢は間違いか

ちかごろ、何でもすぐにスマホで調べるのを問題視する風潮が生まれている。スマホやネットで簡単に得られる情報に踊らされるのは確かによくない。でも、調べる手段がスマホやPCだからといって、そこだけ極大化してスマホ依存とかネット依存という言葉に持って行こうとするロジックは乱暴だ。

スマホ・ネット依存をことさら声高に訴える、ある程度の年齢以上の人たち――筆者は決してエイジストではありませんが――の一部に「某国営放送の番組で紹介された情報は絶対に正しい」という盲信的な依存姿勢を感じることがある。

情報は鵜呑みするのではなく、取捨選択すべきだ。
そのためには、手段はともあれ、自ら調べるという行いが必然的に介在する。

調べるという行いが功を奏すのは、夢の実現だけではない。
どんな種類であれ、困りごとがある人は、ただ嘆くことだけに時間を費やすのではなく、とにかく調べてみよう。
調べるという自発的でポジティブな一歩が、問題解決のきっかけになることは多いはずだ。

夢も問題も、大小の差はない。どちらの方向であっても、そして手段がどんなものであっても、調べるという行いは自分から流れや動きを起こすことにほかならないのだ。

(文:宇佐和通)

とことん調べる人だけが夢を実現できる

著者:方喰正彰
出版社:サンクチュアリ出版
「調べる習慣」で人生が変わる! ほしい答えを必ず見つける「プロの技」を初公開! 夢を実現できる人と、実現できない人の違いって、何だと思いますか? 才能? 努力? お金? 人脈? センス? 運? もちろん、どれも大事でしょう。でも、いちばん大事なのは、「情報」そして「調べる習慣」です。夢を実現するために必要な情報を「調べる習慣」がある人と、そうでない人では、人生に大きな差がつきます。夢の実現なんて「どうせ無理だよ」という前に、まず調べる。「できない理由」ではなく「できる方法」を探すことで、人は一歩ずつ夢に近づけます。本書では、リサーチ力に定評があるコンサルタントとして有名な著者が、ウェブ、本、雑誌、新聞、テレビ、人…などのあらゆる情報源を活用して、「ほしい情報を必ず見つけるスキル」を初めて公開します。

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