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わたしが愛する「牛丼屋の朝定食」

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ニッポンの朝には派閥がある。「朝食を食べる」派と「朝食を食べない」派である。「朝食を食べる」派においては、「米食を好む」あるいは「パン食を好む」という二大グループが存在している。

わたしは「朝食を食べる」派の「パン食を好む」グループに属する者だ。

個人的には、米飯がメインの朝食は週1~2日くらいで十分だと思っている。

お米の朝ごはんを避けるいちばんの理由は、仕度が面倒だからである。

パン食ならば、トーストしたあとにバターやジャムを塗るだけ、菓子パンや惣菜パンの袋を開けるだけで済ませられる。しかし、朝ごはんに米飯を食べようとすればオカズが必要になる。納豆や生卵ならば用意するのは簡単だが、味気ない。そんなものばかり毎日食べていられない。

朝ごはんにお米を食べたくなるのは週1~2回のことだから、わたしは外食で済ませる。牛丼屋の朝定食がお気に入りだ。

すき家の「まぜのっけごはん朝食」

注文すれば、1分もたたないうちに運ばれてくる。朝5時から朝10時30分のあいだに注文できる限定メニューだ。内容は、並盛りの白ごはん、みそ汁、牛小鉢、オクラ、おんたま、かつぶし。価格は320円(税込)。プラス30円で「ごはん大盛り」にできる。

この「まぜのっけごはん朝食」を食べるときには、前夜から準備をしておく。腹ペコでなければ食べきれないからだ。菓子パン1個、あるいは、6枚切りのトースト1枚で満足してしまうわたしの胃袋にとって、お米の朝食はヘヴィなのである。

すき家のみそ汁は、けっこう旨い。ちゃんとした味噌の風味がする。白飯がススムやつである。ワカメと油揚げの量も多い。

オカズは「牛小鉢」と「オクラ・おんたま」の2皿である。「まぜのっけごはん」という名のとおり、この2つを白ごはんに「のっけ」るのが本来の食べ方だが……わたしは「のっけ」ないで食べる。そのほうが旨いと思うからだ。

あくまでも「牛小鉢」はオカズとして処遇する。肉の量は、牛丼並盛りに載っているものよりは少ない。しかし、ご飯を3分の1ほど食えるくらいはある。栄養バランスに配慮して「刻みネギ」を添えてあるのが有り難い。

オクラとおんたま(半熟卵)は、ひとつの小鉢に盛りつけられている。わたしは、おんたまを崩さないように、まずはオクラだけに醤油をかけて食べる。おんたまには手を付けず、後のお楽しみに取っておく。

気分良く1日を始めるための心がけ

朝定食において、いつも悩むのが「紅しょうが」の処遇についてである。

使うべきか、使わざるべきか。牛丼を食べるときならば、紅しょうがは箸休めとしての役割を果たしてくれる。口の中をリフレッシュできる。しかし「まぜのっけごはん朝食」についてくる牛小鉢に混ぜてしまうと、牛肉の量が少ないがゆえに「紅しょうがの味」が勝ってしまう。せっかくの牛小鉢が台無しになる。香の物として扱うには後味が強烈すぎるのだ。

「かつぶし」パックの扱いにも困る。オクラに混ぜて使うのだろうが、オクラの瑞々しい風味を味わいたい者にとっては余計だ。わたしの場合、かつぶしパックは開封せずに持ち帰っている。手持ちのバッグに潜ませておき、近所のノラネコと交流したいときに使う。あいさつ代わりである。

オクラを食べ尽くしたあとに残った「おんたま」は、白ごはんに落として、黄身を崩して、すき家特製「たまごかけしょうゆ」をかけて、箸でぐちゅぐちゅにかき回して、ひたすらかき込む。このあたりになると、みそ汁にはすでに具が残っていない。すかさず七味唐辛子をふりかける。すき家の七味は、牛丼他社に比べて「黒ゴマ」が多い。ヘルシーである。完食。わたしはいつも大満足して早朝のすき家をあとにする。

朝ごはんで人生を成功に導く方法』(村井美月・著/アドレナライズ・刊)は、食生活アドバイザーの著者が「朝食の効能」について書いた本だ。栄養学の見地からいろいろと述べているが、単純に考えれば「おいしい朝食を食べたあとは気分が良い」のである。朝から気分が良くなれば、その日は充実したものになりやすいのではないだろうか。

(文:忌川タツヤ)

朝ごはんで人生を成功に導く方法

著者:村井美月
出版社:アドレナライズ
「物事がきちんと考えられないことが多い」「何をするにもすぐめんどくさいと思う」そんな毎日を送っていませんか? じつは、朝ごはんを食べることで、すべてが解決方向に向かいます。「正しい朝ごはんの効果」で集中力が上がりアイデアもどんどん浮かぶようになれば、おのずと仕事の面でも人間関係の面でも良い出来事が増えていきます。朝ごはんというのは、何でもいいから朝に胃袋に詰め込む、というのではいけないのです。たとえば、通勤途中にコンビニで買った、ゼリー状の加工食品で満足する人もいるかもしれませんが、実はあなたのカラダとココロは、あまり満足してはいないのです。本書を読んで、正しい朝ごはんとは何か、朝ごはんがもたらす効果とは何か、ということについてぜひ知ってください。

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