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嗚呼、素晴らしき「クソゲー」の世界

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「クソつまらないゲーム」のことを「クソゲー」と呼ぶ。この言葉を生み出したのは、みうらじゅんと言われている。彼がファミコンのゲーム「いっき」をそう評したことから、ゲーム好きの間でこの言葉が広まっていったようだ。

僕の中のキングオブクソゲーは「カラテカ」

ちなみに、僕は40代後半にさしかかるもろファミコン世代だ。しかし、ファミコンを買ってもらったのが中学2年生と遅め。そして、基本的にゲームがあまり上手くないため、ものすごくゲームが好きだったというわけではない。有名なゲームをちょこちょこやっていた程度だ。ゲーム雑誌を買ったりするようなヘビーな感じではなかった。

なので、いわゆる「クソゲー」をやった記憶があまりない。多分唯一「これはクソゲーだな」と思ったのが、「カラテカ」。横スクロールの格闘アクションゲームだ。

とにかくすぐ死ぬ。あっという間に死ぬ。僕がゲームが下手ということを差し引いても、全然先に進めない。それ以来、格闘ゲームはあまりやらなくなってしまった。

100円の中古ゲームはやっぱりつまらなかった

昨年のこと。仕事があまり忙しくなく、たまにはゲームでもやろうかと、近くの中古ゲームを取り扱っているお店に行った。そのとき、NINTENDO DS用のパッケージなしのゲームが100円や200円で売られていた。

そんな値段のゲームは、全然人気がないものばかり。しかし、その安さに惹かれて数本購入した。そして、ものの見事に全部つまらなかった。推理もののアドベンチャーゲームを2本ほど買ったが、とにかく先に進めない。推理云々という前に、ストーリーがつまらないのであまりのめり込めない。グラフィックもしょぼい。100円なのもうなずける。

まあ、あえてそういうゲームを買ってみたので、ショックはあまりない。しかし、期待して新品で買った挙句、クソゲーだったとわかったときは、かなりショックだろう。

クソゲーを楽しめるような人に、私はなりたい

超クソゲー1+2』(阿部広樹、箭本進一、多根清史・著/太田出版・刊)は、ファミコンからプレステまでの、珠玉のクソゲーが紹介されている。もちろん「いっき」や「カラテカ」も掲載されている。

この書籍を読んでいると、世の中には名作と呼ばれるゲームと同じくらい、クソゲーがあることがわかる。

クソゲーと一口に言っても、そのクソゲーポイントはさまざま。ゲームバランスが異常に悪かったり、ゲーム内の世界観がありえないくらいぶっ飛んでいたり、原作アニメの世界観を完全に無視していたり。

おそらく、プレイしてみると全然クリアできないだろうし、すぐに飽きてしまうだろう。でも、クソゲーを楽しめるような人になりたいと思ってしまう自分がいる。

名作ゲームもクソゲーも、等しく楽しめる。そんな人に私はなりたい。

(文:三浦一紀)

超クソゲー1+2

著者:阿部広樹、箭本進一、多根清史
出版社:太田出版
これぞクソゲー完全カタログ!『超クソゲー』シリーズの衝撃をギュギュッと凝縮!さらに新規書き下ろしレビューと開発者インタビューを加えてファミコンからプレステまで、最高で最低なクソゲーを一挙収録!!

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