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先生の黒板の字が汚すぎて、読めなかった

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学校には不思議な道具がたくさんある。学校生活ではお馴染みなのに、社会に出るとほぼ見かける機会がなくなるものが多い。たとえば、体操のマットや跳び箱、鍵盤ハーモニカ(今の子供たちはそもそも使っているのだろうか?)、巨大な三角定規、アルコールランプ、そして黒板などがその代表格といえるだろう。

黒板は青春のアイコンの一つ

黒板は学校でもっともよく使われている備品の一つだ。授業中に先生が要点をチョークで書き、解説するために使われるが、用途は非常に幅広い。入学式や卒業式などの場面で、新入生に対して歓迎のメッセージを書く目的にも使われる。最近はチョークを使った黒板アートが流行して、twitterで話題になっていた。

数学の問題が解けなくて恥をかいたり、相合傘を書いたりと、学生時代の思い出が凝縮される。まさに“青春そのもの”と言っていい存在なのだ。

さて、黒板にキレイに字を書くのは意外と難しい。垂直になっているものに書かなければいけないことが大きな理由の一つだ。いつの間にか曲がっていることも日常茶飯事である。どうやればキレイな板書ができるのだろうか?

黒板にキレイに字を書くコツ

実例図解 5日でわかる!板書 読みやすい字の書き方&板書計画』(釼持勉・著/学研プラス・刊)は、美しい板書のためのテクニックがまとめられた一冊だ。

様々な技術が紹介されているが、重要なポイントの一つに“黒板との距離”がある。よく、まるで黒板を愛しているのかと思ってしまうほど、顔を近づけて書く先生がいる。そういう先生はたいがい、板書がヘタクソだ。黒板との距離が近すぎると、腕が動かしにくくなり、文字がまっすぐに書けなくなるのだとか。そこで、ある程度の距離をおいて書き始めることが、見やすい板書には欠かせないようだ。

また、漢字は最初の“始筆”をはっきりと入れて書く、はらいを意識して書く、曲がりの角度をはっきりと付けて書くことで、みるみるキレイな文字になるのだそうだ。

あのときの先生に推薦したい一冊

私の高校時代の日本史の先生は、退職間際の50代後半の男性だったのだが、字が激しく汚かった。本人も自分で書いた字を読み間違うほどで、ノートに板書を記録するには文字の解読から始めなければならなかった。おかげで眠くなかったのだが、授業は苦行といってよいもので、PTAから苦情がこないのが不思議なくらい、どうしようもないレベルだったのだ。

もし、私が高校時代に本書の存在を知っていたら、間違いなくあの先生に薦めていたはずだ。苦しみの時間は安らぎの時間に変わり、きっと心置きなく眠ることができたに違いない。

(文:元城健)

実例図解 5日でわかる!板書 読みやすい字の書き方&板書計画

著者:釼持勉
出版社:学研プラス
板書が苦手な方でも短期間で上達できるコツを紹介。詠みやすい字の書き方、板書計画を実例図解で手順を紹介します。5日でわかる!板書がうまくなる「きほんのき」。基本点画で字形を整えるコツ、板書計画の基本、みるみるうまくなる板書術

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