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熱が出たら、薬を飲まずにキャベツをかぶろう。

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私は二人目を出産して以来、いろいろと食に気をつけるようになり、薬にもできるだけ頼らない、いわゆる"ゆるいケミカルフリー"な生活を送っている。たとえば、子どもが発熱しても、滅多なことでは医者に走らない。家で様子を見て、しっかりとケアできることをして、見守る。どうしても、というとき以外は、薬は飲ませない。だって、飲まなくても治ることがほとんどだから。
発熱は、必要があって起こっていること。たとえば、高熱が出るということは、それだけ体の中でウイルスと戦っている、ということ。嘔吐だって、体が「不要だ」と拒否反応を起こして戻している。だから、必要である熱を下げたり、吐き気を止めてしまうことは、体が健康な状態に戻そうと頑張っている行為の妨げになってしまうのだ。

そんなわけで、市販されている風邪薬はもちろん、医師に処方された薬や解熱剤なども基本使わない。そのかわりに、さまざまな食べ物を使って、症状を緩和させている。実は、薬のかわりに、いろいろな食材が体の不調を和らげることをご存じだろうか? タイトル通り、一生使える豆知識が満載の書『一生モノの知恵袋』(主婦の友社・著/主婦の友社・刊)から、いくつかご紹介しよう。

カイロよりずっと温かい!こんにゃく湿布

これまでに何度もお世話になっているのが「こんにゃく湿布」。かつて、うちの祖母が「こんにゃくはお腹の中のゴミをとってくれるから、たくさん食べなあかんよ!」と度々言っていて、ホントかいな? と思っていたが、どうやら間違いではなかったらしい。昔からこんにゃくは「お腹の砂下ろし」と呼ばれ、毒をさらい体内を清めるために食べられていたそう。そんなデトックス効果があるこんにゃくは、湿布にしても抜群のパワーを持つ。

やり方は簡単。こんにゃくを鍋で10分ほど煮て、フェイスタオル2枚で包む。ものすごく熱いので、火傷にはご用心。あとは、温めたい場所に当てておくだけである。お腹が痛いとき、冷えているときはおヘソの下あたりに置くと効果的。じんわりと温まり、すごく気持ちがいい。よく体が冷えるとカイロを当てる人が多い思うが、カイロは表面だけ温まる感じ。一方こんにゃく湿布は、体の芯まで温まる。うちの子どもたちが腹痛を訴えると、このこんにゃく湿布を当ててあげる。すると、内臓からしっかり温まるのか、すぐに症状が改善される。肩が凝っているときに首の後ろや両肩に当てると、コリがほぐれていくように感じるので、こちらもおすすめ。
なお、一度使ったこんにゃくは、水に入れて冷蔵庫で保管しておけば、繰り返し使えるので、かなりエコでもある。ただし、体の毒素を吸ってくれているので、こんにゃく湿布で使ったこんにゃくは、決して食べないように!

発熱時にはキャベツをかぶる

発熱は必要な作用、とはわかっていても、やっぱり熱で苦しそうなわが子を少しでも楽にしてあげたいのが親心。そんなときは、キャベツを使った応急処置が◎。キャベツの葉を水でよく洗って湿らせて、発熱した子どもの頭にかぶせる。すると、キャベツの水分が蒸発するときに頭の熱を吸収する気化熱で、熱を下げるのに効果があるのだそう! 私はまだ試したことがないが、実際にやってみて熱が下がった!という声をたくさん耳にしている。そのビジュアルを想像すると、なんともかわいらしい。

他にも、発熱時に利用できるものとして「豆腐」というのもよく聞く。水切りした豆腐にすりおろした生姜を加え、小麦粉を練って作る「豆腐パスター(湿布)」は、冷却効果が高いので、38℃以下になったらやめるべしだとか。

咳き込んで眠れないときは、玉ねぎを枕元に

玉ねぎも、何かと使えるアイテム。『一生モノの知恵袋』には、咳が止まらず眠れないとき、皮を剥いた玉ねぎを半分または4分の1に切り、断面を上にして枕元に置いておく方法が紹介されている。なんでも、玉ねぎの辛み成分「硫化アリル」が気管支の粘膜に働き、咳を鎮静化してくれるのだそう。自律神経や脳神経をしずめる効果もあり、ぐっすり眠れるという。

昔ながらの「おばあちゃんの知恵」を見直そう

今回ご紹介したこんにゃく・キャベツ・豆腐・玉ねぎを使ったお手当法は、いずれも昔から言われてきた、いわば「おばあちゃんの知恵袋」的なものばかり。やはり、昔の人の知恵は素晴らしい。食べ物や植物が持つパワーは素晴らしい。何より、人間の自己治癒力って素晴らしいのである。風邪を引いたとき、頭にキャベツ、額に豆腐、枕元に玉ねぎ、お腹にこんにゃく、とすべてを取り入れると、ちょっと異様な光景ではあるが。

薬に頼るのは簡単。でも、そのことがかえって症状を長引かせる原因となる場合もある。実際、薬をほとんど飲まないうちの子どもたちは、発熱しても、ぐっと熱が上がり、出しきったら半日ほどでスッキリ回復することがほとんど。しかも、下熱後は何か新しいことができるようになったり、言葉が増えたり、明らかにバージョンアップしていることが多い。「食べ物なんかで体の不調が無くなるなんて……!」と訝しげに思っているあなた。騙されたと思って、まずはこんにゃく湿布から試してみることをおすすめする。

(文・水谷 花楓)

一生モノの知恵袋

著者:主婦の友社
出版社:主婦の友社
知ると得!エコで節約!快適生活が手に入る!――「くもった鏡は、じゃがいもの皮でみがくとスッキリ!」「熱のある子どもの頭には、キャベツの外葉をかぶせてあげると、ほどよいヒンヤリ感があって◎」「洗えないぬいぐるみは塩と一緒にシェイク」など、知っておくと役立つ家事のコツ、暮らしの知恵、困ったときの裏ワザが、わかりやすいイラストと豊富な写真で1冊に。料理、洗濯、掃除から美容、健康、住まいのことまで、ちょっとした「困った」は、身近なもので簡単に解決できる! この本で仕入れた”知恵袋”は、一度知れば一生モノ! この1冊で、きょうから簡単に暮らし上手に。

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