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有事における「デーブ・スペクター脅威論」について

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デーブ・スペクターの日本語能力は高い。Twitterで1日平均して8~9つのダジャレやジョーク(小咄)をツイートしているが、日本語として不自然なところがない。驚くべきことだ。

「面白いか」「面白くないか」は、大した問題ではない。デーブ考案のダジャレと日本人のダジャレをシャッフルして並べたとき、どれだけの日本人がデーブのダジャレだけを的確に見抜けるだろうか。見抜くのは難しいだろう。それくらいデーブ・スペクターは日本語習熟度が高いのである。

わたしは恐れている。もしも第二次日米戦争が勃発したら、優先すべきは「デーブ・スペクターに出国を思いとどまってもらう」ことだ。けっしてアメリカ本国に帰してはならない。

デーブ・スペクターは、日本人の精神性を知りすぎている。第二次世界大戦における「ルース・ベネディクト」(『菊と刀』の著者)に匹敵するほどの脅威になりうる。

デーブ・スペクターとは何者か?

デーブ・スペクター(@dave_spector)のTwitterフォロワー数は、2016年10月13日現在で約94万アカウントを記録している。

ちなみに、デヴィ夫人(@dewisukarno)のTwitterフォロワー数は約5千アカウントである。類似する「コメンテーター」タレントであっても、デーブはデヴィの190倍の影響力がある、ということだ。

ケトル Vol.01』(ケトル編集部・著/太田出版・刊)掲載のインタビューによれば、デーブ・スペクターは、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれである。少年時代は子役俳優として活躍、ケロッグのコーンフレークCMにも出演していた。

日本語との出会いは、小学生時代の転校生だという。日本からやってきたワタルくんとコミュニケーションをとりたくて、意味もわからず日本語フレーズを覚えたり、日本から「週刊少年サンデー」や「週刊少年マガジン」などを取り寄せて勉強した。

……というのが、デーブ・スペクター本人の言い分である。

エージェント疑惑についての分析

当用漢字表を1列ずつ潰していく学習法などで、コツコツと日本語の勉強を続けていたデーブ。「婦人公論」や「週刊平凡」を愛読していたアメリカでの中学時代には、日本人学生を対象にした日本語弁論大会で「剣道と武士道精神」「三島由紀夫の生涯と自殺」で、2年連続で優勝を果たした(日本人以外の優勝はデーブが初めて)。

(『ケトル Vol.01』から引用)

インタビュー内容を分析するかぎりでは、すでに中学生時代には、デーブは日本文化と日本語の基礎部分をマスターしていたようである。おそるべき学習能力だ。知能指数が高いのかもしれない。諜報機関からスカウトがあってもおかしくない。

ところで、三島由紀夫の研究といえばドナルド・キーンである。キーンは、生前の三島と親交があったアメリカ人の日本文学研究者だが、第二次世界大戦時における元米軍の情報士官(諜報員)を務めたことでも知られている。弁論大会のテーマに「三島由紀夫の生涯と自殺」を選んだというが、なにか関係があるのか。あやしいぞ、デーブ。

ご本人からお叱りを受けたくないので、念のためにフォローしておきたい。デーブ・スペクターはアメリカ育ちのアメリカ人である。それなのに日本人並みのダジャレを量産できるということは、デーブは日本語で思考できるということだ。

習得した外国語でものを考えることは意外に難しい。しかも、高度な言語遊戯である「ダジャレ」を毎日大量に発案しているのだから、デーブ・スペクターは只者ではない。

参照URL
デーブ・スペクター:Twitter(https://twitter.com/dave_spector?lang=ja)
デヴィ夫人:Twitter(https://twitter.com/dewisukarno?lang=ja)

(文:忌川タツヤ)

ケトル Vol.01

著者:ケトル編集部
出版社:太田出版
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