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ライブ演奏者必見!客を萎えさせるMC・盛り上げるMC

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食欲の秋・読書の秋に並んで、秋は文化祭や学園祭といったお祭りのシーズンでもあります。そういった祭りの場で、ステージから何かを披露するという人は割と多いのでは?
そんな非日常なライブの時間を楽しいものにするためには、お客さんの心をつかむ『しゃべり=MC』が必要不可欠。今回は主に「ライブで演奏をする」という人のための、MCでのOK発言・NG発言を『ライブ上達100の裏ワザ』(いちむらまさき・著/リットーミュージック・刊)から紹介していきましょう。

ライブのMCでの最大の禁句

舞台での演奏経験が少なく自信がない人ほど言いがちなのが「あんまり練習してないんで、うまくいかなかったらゴメンなさい」「失敗しちゃいました」といった言葉たち。本書によるとこうしたネガティブな発言は、オチのある自虐ネタ以外は場の空気を悪くしてしまうだけなのでNGだそう。人前で何かを披露する時は、たとえ自信がなくても「一生懸命やりますので聴いてください」といったポジティブな姿勢と発言の方がお客さんには好印象。演奏者として「ミスったらすみません」よりも「楽しんでいってください」「気に入ってもらえればうれしいです」といったプラスな言葉をお客さんに投げかけてみてはいかがでしょうか。

アノ話題ばかりしゃべるのもNG

多少はあっても問題ありませんが、この話題ばかりMCでしゃべるのはどうかというのが「内輪ネタ」です。これは実際にプロ・アマ問わずライブに行くと遭遇しますが、往年のファンにとってはおなじみのネタで楽しいMCの時間が、初めてライブに来たお客さんは「ポカーン」となり、何がなんだか分からない時間になってしまうのです。本書によると、内輪ネタが全てNGといわけではなく「身内ネタ」「家族ネタ」でもお客さん全員に分かるような話ならOKなのだそう。
ちなみに10年以上前にメジャーデビュー前のRADWIMPSのライブに行った際、今では映画『君の名は』の主題歌などを手がけ、若者にカリスマ的な人気を誇るボーカル野田洋次郎氏が「これ母ちゃんが買ってきたんだけど、なんかこの色しかなかったみたいで…」と自身がその日着ていた水色のタンクトップについてハニカミながらMCで触れていた事がありましたが、この場合の「母ちゃんネタ」は誰にでも分かるのでOKという事になります。

ライブ時間でのMCの分量

ステージに慣れて、MCが苦にならなくなった時にも注意が必要だと本書は指摘しています。余裕が出てきてMCで笑いを取る事を覚えた人は、笑いがとれるまでついついMCを長引かせてしまいがち。こうした傾向がある人は「この流れで笑いはとれない」と早めに判断して次の演奏曲に進めることを心がけましょう。また、これから演奏する曲の説明や思い入れ具合を長々と話すのもNG。「いいから早く演奏してくれ」とお客さんに思われないためにも短い言葉でとどめます。
演奏時間含めて1回のステージでMCは全体の2割程度に抑えることが、間延びしたライブをしないポイントだそうです。

この他にも「ライブまでの練習方法の裏ワザ」や「ステージ上で起きた想定外のトラブル対処法」「ライブ活動を続けるコツ」など、これからライブデビューする人だけでなく、ライブがライフワークになっている人にもタメになる一冊ですよ♪

(文:凧家キクエ)

ライブ上達100の裏ワザ

著者:いちむらまさき
出版社:リットーミュージック
あなたのライブ・パフォーマンスを向上させるためのヒントが盛りだくさん! 『ギター上達100の裏ワザ』などで好評の裏ワザ・シリーズ第12弾。今回は、楽器演奏者ならだれもが目指す「ライブ」を行う際のヒント集です。ライブ未経験者はもちろんですが、経験者でも満足の行くライブをするのはなかなか難しいものです。そこで本書では、バンド/ソロの別、担当楽器、曲のジャンルの区別を取っ払い、ライブハウスの選び方や集客方法、ライブを念頭に置いた練習方法、ライブ当日の動き、ステージングのコツ、トラブルへの対処法などのノウハウを100個集めました。また、うまいMCを考えたり、ステージ上でアガらないためのヒントも紹介しています。本書を読んで、あなたのライブを素晴らしいものにしてください!

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