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子どもがやらかした時に慌てない“親の謝罪”のいろは

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子どもが成長して行動が活発になると、故意・過失にかかわらず他人の物を壊してしまったりケガをさせてしまったりとトラブルを起こしがち。こうした事は無いにこした事はありませんが、万が一自分の子どもが他人様に迷惑をかけてしまった時に、慌てずに親として迅速に対応ができるよう『新装版 いまさら聞けないマナーのきほん』(別冊ESSE編集部・著/扶桑社・刊)からお詫びの仕方をケース別に見ていきたいと思います。

人の物を壊してしまった場合

どんな状況にしろ、子どもが他人様に迷惑をかけてしまった時はただちに謝罪にかけつけ、その後時間をおかずにお詫びの手紙を送るのがマナーです。と言っても「謝罪後のお詫び状って一体どんな風に書けばいいの?」
そんな疑問に本書は文例を載せて丁寧に解説しています。
まずは子どもが不注意で、近所の人の植木鉢を壊してしまった場合のお詫び状を見ていきましょう。

508号の渡辺でございます。このたびは、私どもの息子がご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
大切な植木鉢にひびを入れてしまったとのこと、本当に申し訳なく、深く反省いたしております。よそ様の玄関前スペースで遊んでいたとはつゆ知らず、放置していましたのは、まったく私の不行き届きでございます。本人にも厳しく言い聞かせ、今後このようなことがないようにいたします。
改めてお伺いし、弁償させていただきたく、お願い申し上げます。
本日は取り急ぎ書面にておわび申し上げます。かしこ

(『新装版 いまさら聞けないマナーのきほん』より引用)

今回のケースでは、まずお詫びの言葉から始めることがポイントです。普通の手紙では当たり前の挨拶文はいりません。そして相手の物を壊した時は、弁償するのかそれとも修理代をもつのかを伝えることも大切。この一文で、謝罪された相手も再度会う前に心づもりができます。

同級生にケガをさせてしまった場合

次にご紹介するケースは子どもが同級生にケガをさせてしまった時のお詫び状の書き方です。こちらも基本的には上記のケースと一緒の書き出しで問題ありませんが、やはり今回は物ではなく人を傷つけてしまったという謝罪なので、より真摯な言葉で誠意を示す必要があります。

4年2組の恩田健太の母でございます。このたびは、息子が大変なことをしてしまい、本当に申し訳ありません。
雄斗くんのおけがの具合は、その後いかがでしょうか。なんとおわびをしたらよいのか言葉もございません。ご両親のご心痛を思うと、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。
息子には、ふざけてしたことの重大さ、考えの至らなさを厳しく言い聞かせ、本人も深く反省しております。
近日中に、息子と一緒に改めてお見舞いに伺いたいと存じます。
本日は取り急ぎのおわびにて失礼いたします。かしこ

(『新装版 いまさら聞けないマナーのきほん』より引用)

子どもがケガを負うと、軽い傷でも親にとっては辛いもの。上記の文例のように「ご両親のご心痛を思うと…」など相手の心情によりそった謝罪の言葉が必要です。
そして、子どもに対してどう指導し、本人がどのように反省しているかもお詫び状で伝えるべき大事なポイント。ちなみに、この点をお詫び状に反映する際は言い訳がましくならないよう気をつけたいところです。

本書にはこの他に、騒音に対するお詫び状の書き方や、反対に苦情を入れる時の手紙の書き方なども掲載されています。スマートな手紙の書き方を身につけて、いざという時に円滑に対応できるようにしたいものですね。

(文:凧家キクエ)

新装版 いまさら聞けないマナーのきほん

著者:別冊ESSE編集部
出版社:扶桑社
冠婚葬祭やお中元・お歳暮、手土産のマナー、食事のマナーやお礼状の書き方など、人と人とがかかわる日日の暮らしのなかで直面する、知っておきたいマナーの基本集です。

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