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1週間の折り返し地点で疲れないためのテクニック

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Twitterに「疲れた」と投稿する人が多いらしい。2011年2月16日から3月10日までのツイートを調べたところ、1日平均2万7241回も「疲れた」とツイートされていた。およそ3秒に1回の割合だ。

しかも「疲れた」ツイートが急増するのは「水曜日」だという。サントリー食品インターナショナル株式会社による調査結果だ。ソーシャルメディアを分析して商品開発に役立てるつもりだろう。

疲れているにもかかわらず、わざわざパソコンやスマホに向かって「疲れた」と入力するくらいだから、よっぽど疲れていることを誰かに聞いてほしいのだろう。助けを求める救難信号であり、もはや「心の叫び」と見なせるのではないだろうか。

営業日がカレンダーどおりの会社ならば、たいてい「平日」とは月曜日から金曜日までの5日間を指す。月火水木金。つまり、水曜日は折り返し地点だ。

1週間の折り返し地点で「疲れた」と訴える人が増えるということは、折り返し地点の「疲労感」は眠るだけでは解消しきれないようだ。「疲れ」は仕事の能率を下げてしまう。1週間の折り返し地点で疲れないためのテクニックがある。紹介しよう。

金曜日にやってはいけないこと

そのものズバリ『水曜日に「疲れた」とつぶやかない50の方法』(西多昌規・著/朝日新聞出版・刊)という本がある。もちろん、日本人全員がカレンダー通りのスケジュールで働いているわけではない。5日~6日のあいだ連続して働くときに疲れをためてしまわないためのテクニック集だ。水曜日は「1週間の折り返し地点」と置き換えられる。

水曜日の備えは、前週の金曜日からはじめる。やるべきことは簡単だ。

金曜の退社後にハメをはずしすぎないこと。できれば夜9時までには引き上げたほうがいい。なぜなら、休日を有意義にすごすためだ。水曜日に疲れのピークを迎えたくなければ、せっかくの休日に疲れを残すようなハメのはずしかたをするべきではない。

イギリスでは、金曜日の別名を「POETS day」といいます。POETSとは、「Piss Off Early Tomorrow's Saturday」の頭文字で、「明日は土曜日なので、家に早くかえります」という意味です。この言葉を、頭に置いておきましょう。

(『水曜日に「疲れた」とつぶやかない50の方法』から引用)

月曜日は頑張りすぎない

金曜日の夜から休みはじめて、日曜日の夕方あたりからエンジンを暖めはじめれば、月曜日を憂鬱に感じにくくなる。

『水曜日に「疲れた」とつぶやかない50の方法』によれば、月曜日つまり出勤1日目は「坂道を登る」ための第一歩だという。関節や筋肉をストレッチでほぐすように、月曜日の午前中はスロースタートのほうが良い。

火曜日に本気を出す

ストレッチを終えたあとは、いよいよ走りだすべきだ。

火曜日を終えてしまうと、すでに週の5分の2が終了したことになります。
(中略)
週の日割りの5分の2ではなく、できれば火曜日中に半分弱まで済ませられれば、理想的です。

(『水曜日に「疲れた」とつぶやかない50の方法』から引用)

ひとくちに仕事と言っても「やり残していた仕事」と「新たに取りかかる仕事」に大別できる。火曜日には「やり残していた仕事」を完全に終わらせるべきだ。そのために全力を出せば「疲れる」かもしれない。しかし、残っていたタスクを終わらせることができたという達成感によって疲労はチャラになる。

水曜日以降は楽しいことを考える

金曜日から火曜日までをうまくやり過ごせれば、水曜日に「疲れた」とツイートしなければならないほど疲れてないはずだ。むしろ余裕すら感じているかもしれない。

だからといって水曜日の夜にハメをはずしてはいけない。早く帰るべきだ。ノー残業デーは水曜日に設定されていることが多い。折り返し地点では、なるべく体や心を休めたほうがいいということだ。

昼休み中の10分から15分でいいので、週末をイメージする時間をとってみましょう。そこで予定を書き込んでしまうのもよし、何となくのイメージでもOKです。
(中略)
「週末イメージトレーニング」だけでも、モチベーションを上げるだけでなく、幸福感を高める効果もあるのです。

(『水曜日に「疲れた」とつぶやかない50の方法』から引用)

週末の楽しいことをイメージすることによって、木曜日には「今日と明日をガマンすれば……」、金曜日には「明日からヒャッハー!!!」というふうに、休日が近づくほどハッピー度が増していく。テンションが高まる。仕事のパフォーマンスが向上する。

水曜日に疲れないためのテクニックを身につけることによって、仕事に対するモチベーションを高止まりにコントロールできる。試してみてはいかがだろうか。

(文:忌川タツヤ)

水曜日に「疲れた」とつぶやかない50の方法

著者:西多昌規
出版社:朝日新聞出版
日本のツイッターで最もつぶやかれているワードは「疲れた」「眠い」。その数は週の真ん中の水曜日にかけて増えていくという。「うつ」や「不眠」は、日ごろのストレスや疲労の蓄積から発病することが大半。働き盛りでどんなに多忙な人でも簡単にできる上手な休み方、疲れずに仕事をスムーズに運ぶ方法を伝授。月曜日から金曜日、そして週末の過ごし方をちょっと変えるだけで、あなたも疲れ知らずに!

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